さっぽろテレビ塔 国の有形文化財へ 時計台や赤れんが庁舎と観光周遊期待
札幌市中央区のさっぽろテレビ塔(大通西1)を建造物の国登録有形文化財に登録するよう国の文化審議会が答申した22日、地元関係者に喜びの声が広がった。市内の建造物の登録有形文化財は27件目となる。 【動画】札幌に冬のきらめき ホワイトイルミネーション開幕
登録有形文化財は50年を経過した歴史的建造物で一定の評価を得たものが対象。 テレビ塔は1957年に開業し、市民や観光客からも親しまれる。2023年度の来場者は44万2600人で、コロナ禍前の40万人前後の水準に戻った。運営会社によると、本年度は前年度を上回るペースだという。 市文化財課の栗山学課長は「テレビ塔は展望台があり、市内を眺望できる札幌のランドマーク。登録を機に、周辺の時計台や赤れんが庁舎などの観光周遊を促進したい」と期待を込める。