うつわショップバイヤーがセレクト 「結婚祝い」におすすめのうつわ5選 何枚あっても嬉しい5寸・7寸皿篇
何気ないいつものごはんも、盛り付けるうつわを変えるだけで華やかに見えたり、会話が生まれるきっかけになったり。新生活を始めた2人の食卓を豊かに彩ってくれますように……そんな想いを込めて、結婚祝いにうつわを贈りませんか? 今回は神宮前「うつわshizen」のオーナー・刀根弥生さんが、結婚祝いに贈りたいうつわをご紹介。 【画像】「結婚祝い」におすすめのうつわ5選 5寸・7寸皿篇 取り皿やケーキ皿にと使い勝手のいい5~7寸サイズ(※)はペアで贈るのがおすすめ。 ※1寸=約3センチ。5寸の場合は直径約15センチ。
食卓に凛としたアクセントを加える、マットな黒
神奈川を拠点に木工作品を制作している「工房くさなぎ」が手がけたお皿は、木地の上から和紙を貼り、黒い漆を塗り重ねることで生まれる自然な凹凸や、マットな質感が魅力。使い込むほどにつやが増し、経年変化も楽しめる。 「そのままパン皿として使うほか、お正月など“ハレ”の日の取り皿に……と様々なシーンでお使いいただけます。漆はガラスと組み合わせても素敵なので、ガラスボウルの敷き皿として使うのもおすすめ。カラフルな野菜のサラダがよく映えます」(刀根さん)
料理が映える色と形。浅鉢として使っても
形そのものはシンプルな円形だけれど、赤土に白化粧を施し焼成した野田敬子さんのお皿は、温もりと奥行きのある表情が印象的。 乳白色の上品なつやには、盛り付けられた料理を美しく見せてくれる効果も。 「深さがあるお皿は、やや水分が多い料理を盛り付けるのにも適しています。パスタやカレーなどメインのごはんを盛り付けたり、炒め物やサラダを盛ってシェアしたり。大きさもちょうどよく、何枚あっても困らないサイズ感も魅力です」(刀根さん)
一面に施された印花(いんか)が愛らしい
熊本県に「萩見窯」を構え、精力的に作陶を行っている井銅心平さんのお皿。 李氏朝鮮時代に日本に渡った技法「三島手(みしまで)」を施したもので、手作業で押した印花(スタンプ)の上から白泥を塗り表面をぬぐうことで、独特の模様が生み出される。 「ほのかなピンク色は『御本手』と呼ばれ、還元焼成によって現れる窯変のひとつ。かわいらしさ、華やかさがあるので、お正月に花びら餅をのせても素敵。冬はグレーのもの、春は灰釉の淡いグリーンのものと合わせたりと、季節によって合わせるうつわを替えて楽しんでも」(刀根さん)