フランスで輝き続ける35歳の「優しき守護神」【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
レキップ紙が付けた9点は滅多に出ない並外れた数字
8月にマルセイユとの契約を2024年まで延長したマンダンダ。パリSG戦での好プレーが示す通り、35歳の守護神に衰えは感じられない。(C) Getty Images
マルセイユでは「みすぼらしい森を覆い隠す大樹」のようで、フランス代表では指揮官が信頼を寄せるチームの模範。大きく優しい、そして35歳にして輝き続けるマンダンダは、燃え尽きかけた時期をどう乗り越えたのか。(文:フランソワ・ヴェルドネ/訳:結城麻里 2020年10月15日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック フランス』を転載) ―――◆―――◆――― 敵地パルク・デ・プランスでパリ・サンジェルマンを倒したのは、2010年2月28日のリーグ・アンで3-0の勝利を収めて以来、ほぼ10年半ぶりだった。マルセイユのこの成功(1-0の勝利)は、フロリアン・トバンが決めたゴールのおかげでもあったが、それ以上に活躍した選手を忘れるわけにはいかない。GKのステーブ・マンダンダである。この試合のマンダンダは、フランスで「パラード」と称されるスペクタクルなセーブを何度も繰り
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