「売れない地下アイドル」が政局キーマンへ 国民・玉木雄一郎代表、SNS駆使も若者人気
■単独で法案提出可能に
前回令和3年の衆院選で、国民民主は「提案型野党」を唱え、憲法改正の推進や原発政策などで立民との違いをアピールし、公示前から3増の11議席と勢力を伸ばした。
今回の衆院選では、物価高を背景に「手取りを増やす」をキャッチフレーズに掲げ、減税や社会保険料軽減などを主張。選挙戦では、ユーチューブやX(旧ツイッター)などのSNSを駆使し、世代や組織の垣根を越えて支持を広げた。自身のユーチューブチャンネルの「たまきチャンネル」は登録者数30万人、Xのフォロワーは45万人をそれぞれ超える。
玉木氏は、単独で法案提出ができるようになる21議席以上の獲得に意欲を示していたが、想定を上回る躍進を遂げた。(中村翔樹、奥原慎平)