『キン肉マン』大好き作家・燃え殻×爪切男の先月の肉トーク!! vol.40【コミックス派はネタバレ要注意!】
『ボクたちはみんな大人になれなかった』の燃え殻、『死にたい夜にかぎって』の爪切男の意外な共通点、それは『キン肉マン』!! 希代のストーリーテラーのふたりが10月分の『キン肉マン』連載を甘く、そして辛く批評。 ―今回の「先月の肉トーク」テーマ― 第468話 生まれたての時間超人!!の巻(10月7日更新分)第469話 キン肉マングレートに背く者!!の巻(10月21日更新分)第470話 信頼に足る眼光!!の巻(10月28日更新分) <あらすじ> モハーヴェ砂漠に到着したキン肉マンを待ち受けていたのは、時間超人・五大刻のひとり"黎明(れいめい)の刻"エクサベーター! 巨大なメガフォンのような形をした超人製造機でもうひとりの時間超人・ガストマンを誕生させる。いくらキン肉マンといえど、2対1の構図は圧倒的不利かと思ったそのころ、まさかのあの男が登場ーー!! ●マスクの伝統、新たに 爪切男(以下、爪) 今回は、第468話~第470話の3回ですが。 燃え殻(以下、燃) うん。超人製造機から生まれたガストマン、新世代の超人という感じだね。 爪 両肩にサーキュレーターが付いていて、どんな攻撃をしてくるのかわかりやすし。足も長いし、スタイリッシュだし。 燃 そうだね。パンタロンだしね。今パンタロンなのは、小林邦昭さんのオマージュかな。 爪 あ、この間亡くなったから......、追悼? 燃 うん。追悼だったら素敵だな。 爪 あと、先生が狙って描いてるのかもしれないけど、これ、パンタロン対決にもなってますよね。 燃 あ、ほんとだ。キン肉マングレートもパンタロンだもんね。 爪 このタッグだと、格が釣り合うのは、キン肉マンが五大刻のエクサベーターで、キン肉マングレートがガストマンでしょ。あとそれに、気になるのが、第468話で、ガストマンが、キン肉マンとミートくんを岩盤ごと吸い寄せるのにサーキュレーターを回した時、「サーキュレーションカムバックーーッ」って叫んだじゃないですか。このサーキュレーターをものすごく回転させて、時を戻すことができる能力もあるんじゃないかな、と思ったんです。 燃 あ、それ、当たってそう。いい読みだね。