ウクライナが「2014年のクリミア」を模倣する「ベルゴロド襲撃」の戦略的意味
ロシア・ベルゴロド州で、ウクライナに破壊された建物とされる画像(通信アプリ「テレグラム」のЖесть Белгородアカウント記事より)
[ロンドン/キエフ発(ロイター)]今回の侵入は、戦闘の震源地であるウクライナ東部ドンバス地方から遠く離れた、北部ハリコフ地方の前線から約160キロの地点で行われた。反プーチン政権を掲げるロシア人の2つの軍事組織、「ロシア義勇兵軍団(RVC)」と「自由ロシア軍」が攻撃を認める声明を出している。ロシアは23日、前日にベルゴロド州西部を装甲車で攻撃した過激派を撃退し、70人以上の「ウクライナ民族主義者」を殺害、残りをウクライナに押し戻したと発表した。 「ロシア義勇兵軍団」と「自由ロシア軍」は ロシアの全面侵攻開 始時に設立され、ウクライナとともに自国と戦い、ウラジーミル・プーチン大統領を倒したいと考えるロシア人志願兵を集めたものだ。ロンドンに拠点を置くコンサルタント会社Mayak Intelligenceの代表で、ロシア軍に関するいくつかの本の著者であるマーク・ガレオッティ氏によれば、2つのグループはリベラル派や無政府主義者からネオナチまで含む、反クレムリンのロシア人で構成されている。
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