残留争いのライバルに3失点のGK鈴木彩艶、現地メディアの評価は?「奇跡を起こすことはできなかった」パルマ指揮官は敗戦に落胆 | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】パルマに所属する日本代表GK鈴木彩艶は、日本時間15日のセリエA第16節のパルマ対ヴェローナ戦(2-3)に出場し、現地メディアが評価を下した。 【動画】鈴木彩艶が出場|パルマ×ヴェローナ | ハイライト
直近のリーグ戦では、強豪ラツィオに勝利し、昨シーズンの王者インテルには敗れたものの、勇気あるプレーを示したパルマ。ファビオ・ペッキア率いるチームは15日、残留争いのライバルであるヴェローナをホームに迎えたが、序盤にリードを奪われると一度は同点に追いついたが、2-3で敗れて直接対決を落とした。 パルマ指揮官は試合終了後、『DAZN(ダゾーン)イタリア』のインタビューに応じると、試合を振り返った。 「相手が残留争いのライバルであるかどうかは別として、敗戦は痛いものだ。試合開始直後が微妙で、後半の10分間も相手にピッチを明け渡してしまったが、それ以外は、常に攻勢に回って多くのチャンスを作り出し、素晴らしいアプローチだった」 「だが相手にチャンスを許して試合を失ってしまった。チームは常に戦っていたが、繰り返しミスが起きたことで、その高い代償を払うことになった。後半、相手が守備に回り、パルマが試合を支配していた時間帯で2失点してしまった。その後、追いつこうとして反撃への意欲が見えたが、もう少し早く追いつけていれば良かった。ミスをすればその代償を払わなければならない」
鈴木彩艶の現地評価は?
今夏からパルマでプレーするGK鈴木彩艶は、ここまで出場停止となったウディネーゼ戦を除くリーグ戦全試合に出場している。ヴェローナ戦でもフル出場を果たしたが、現地メディアはどのような評価を下したのだろうか? 『Eurosport』イタリア版は、合格ラインにやや満たない「5.5」と採点。「2回ほど良い対応を見せ、全体的にできることはしていたが、奇跡を起こすことはできなかった」との見解を示した。一方、地元紙『Parma Today』は、及第点の「6」の評価を下して寸評をつづった。 「一筋縄ではいかぬ午後だった。休憩時間とインテンシティの高い仕事の時間とが交互し、3度のセーブを見せた。3失点目の直前に(ダイロン)リヴラメントに対応してチームを救ったが、(ダニエル)モスケラに対して何もできなかった」 このほか大手メディアの『Sky Sport』も及第点の「6」と採点したが、『Mediaset』は、チーム内最低評価となったデニス・マンと並ぶ「5」と厳しい評価を下した。3失点目のシーンについて「日本人選手は完璧ではなかった」などと指摘しており、メディアによって評価が分かれる形となった。 試合情報 ローマ vs パルマ 試合時間:2024年12月22日(日)日本時間20:30 会場:スタディオ・オリンピコ