J1鹿島の鈴木優磨〝A代表未経験〟にESPNが注目「礼儀正しさを重んじる社会では…」
J1鹿島のFW鈴木優磨(28)は、なぜ日本代表に選出されないのか? スポーツメディア「ESPN」が「鈴木優磨は、サムライブルーでプレーすることのない最高のストライカーとなる運命にあるのだろうか?」と題して特集記事を公開した。 鈴木は鹿島でプレーしていた2018年11月にA代表に初選出されたが、ケガで辞退。その後、2019年7月に加入したベルギー1部シントトロイデンで得点を量産し、22年に復帰した鹿島で活躍しも、お呼びがかからない状況が続く。 特に今月はFW上田綺世(フェイエノールト)が負傷で招集できなかった状況もあり、同メディアは「同世代の日本人選手の中でも屈指の選手であるにもかかわらず、鈴木優磨は森保一監督から無視され続けている。現在、日本サッカー界で最も危険なストライカーの一人が代表チームに選出されないことに対して、ほとんど話題にならないという事実は、それが今や当たり前になっていることを示している」と指摘した。 招集されない理由について、9日のホーム・名古屋戦でMF椎橋慧也のファウルに激高して〝胸アタック〟の報復行為で一発退場になったことに、その一端が表れているとした。「礼儀正しさを重んじる社会では、悪役はなかなか受け入れられない」との見解だ。 ただ、森保監督の選考に関しては「日本代表が結果を残し続けているのであれば、(鈴木の招集外の)正しい答えも間違った答えもない。どの選手がチームに最も適しているかを決めるのは、監督の専権事項だからだ。たとえそれが個性の問題にまで踏み込むことになったとしてもだ」と強調する。 それでも「日本が生み出した同世代の選手の中でも、鈴木が際立った存在であることは否定できない」。現段階では森保ジャパンに招集される可能性は低いと言わざるを得ないが、やはり一度は代表で見てみたい選手であることのようだ。
東スポWEB