世界約80カ国で爆売れ中! 資生堂メンの“黒アルティミューン”の実力は本物か?
ー配合されている成分について教えてください。 先ほど申し上げた男性の肌悩みを引き起こす3つの弱点に着目し、「トリプルツバキGLエキス」[1]配合のテクノロジーを搭載、明るく、生き生きとした健やかな印象へ導く美容液です。 乾燥による小ジワを目立たなくしながら、きめを整えて、明るいなめらかな肌へと導きます。
ーベースとなったエイジング美容液があったそうですね。 2014年に初代が発売された「アルティミューン パワライジング コンセントレート Ⅲn」というエイジングケア用美容液で、およそ252ものコスメアワードを獲得[2]したベストセラーアイテムです。 ちなみに赤い見た目から赤アルティミューンの愛称で親しまれており、今回ご紹介するメンズ用は黒アルティミューンと呼ばれていることもあります。
圧倒的な人気の秘密は、ベタつきのないつけ心地
ー黒アルティミューンを実際に使ってみましたが、ベタつきがなくて軽いつけ心地でした。 男性の多くは普段メイクをしないこともあって、化粧品のベタつきや重さに敏感な方が少なくありません。どんなに優れた美容液であっても、つけ心地に違和感があると、使っていただくことが難しくなるんです。そこで開発にあたっては、男性好みのつけ心地にこだわりました。
ーとはいえ、保湿力を重視すれば、その分ベタつきやすくなりますよね。 保湿力を高めつつ、ベタつきをいかにカバーするか、が課題でした。そこで、あるベテラン研究員が注目したのが「ソフトシェル乳化」という技術です。 ーどういう技術ですか? 乳液や美容液、クリームといった保湿化粧品を作るには、水と油のように、本来は溶け合わない液体同士を混じり合った状態にする「乳化」という作業が不可欠です。ソフトシェル乳化はその乳化に関する特殊な技術です。 これは乳化剤を円盤状にすることで、円盤状の粒子がべたつく油成分を包み込むため、肌にあたる部分はベタつきを感じさせないようになっております。肌に保湿剤が浸透すると、円盤状の粒子で覆われた乳化粒子が肌上をコーティングすることで、保湿感がありながら、ベタつかない触感を実現するのです。 ー肌にすっと吸い込まれていくようななじみの良さにも驚きました。 あまりになじみがいいので、手に取って時間が経つと、手のひらに浸透してしまうこともあります。そのため、手に取ったら、できるだけすぐに塗ることをおすすめします。