買ったのに使わずにダメにしてしまう食材はある? 時短節約家くぅちゃんに聞く!食材を無駄にしない方法はあるの?
食材を無駄にすることは、時間とお金を無駄にすることに
節約に役立つ「献立ノート」をプロデュースする、くぅちゃんに「食材を無駄にしない献立の立て方」について、アドバイスしてもらいました。 「私も皆さんの体験談にあるような食材を無駄にしてきた経験があります。 葉物野菜をダメにしたり、もやしが真っ黒になったり、馴染みのない調味料が使い切れなかったり…。 大事なことは、食材や調味料などの無駄を繰り返さないために、一度立ち止まって自分の性格と行動パターンを合わせて考えることだと思います。 私も家族にいろいろなレシピで料理を作って食べさせたいと思い、ワインビネガーや梅チューブ、ごまだれ、柚子胡椒など馴染みのない調味料も買っていましたが、使いきれなかったという経験があります。 私はこれまでの行動パターンを振り返った結果、無駄にするくらいなら、使い慣れない調味料は、買わないほうがいさぎがいいかなという思いにいたりました。 例えば、柚子胡椒をおでんの薬味として買う時に、ほかのレシピにどれくらい組み込めるか考えて使い切れそうにないなら、柚子胡椒はあきらめるということです。 無理にレシピを増やしたり、珍しい料理を作ったりしなくても、家族の好きな味というものがあるので、その味が作れる程度の調味料があればいいと思うようになったのです。 食材の無駄をなくすためにやるべきことは、在庫の把握です。 あるものを買わない、賞味期限切れの食材を減らすために、冷蔵庫(冷凍庫)や食材庫、乾物棚など、食べられるものがどのくらいあるのか、まず在庫を把握しましょう。 食費の節約は、環境問題とかフードロスという観点で買い物をすることが大切だと私は思っています。食費の節約は、買わないではなく、買ったものは食べ切るとことだからです。 在庫チェックは、いつまでも残っているものがあれば、それは買わなくてもいいものだということに気づき、無駄を減らすことができます。ストックの量を見直すきっかけにも役立ちます。 チェック後は、今ある食材を優先的に献立に取り入れ、足りないメニューを追加して、足りない食材だけを購入するようにするといいと思います。 レシピにもよりますが、冷蔵庫や食材庫の中のものがあれば、1、2日くらい何も買わなくてもすむくらい皆さんもストックがあるのではないでしょうか。 そして、買い物をする時は、食材はいつどのタイミングで食べるのか、使い道をよく考えて買うことが大事。“とりあえず”で、買ったものは使い切れないことが多いからです。たまたま見つけた特売品や見切り品は、その時食べたいと思っていないので、意外に意識にも残らないものです。気がついたら、そういえば買っていたなということになり、それが使い切れない食材になるのです。 節約の代名詞、“かさましレシピ”の前にすべきことは、食材の在庫の把握とご自身の行動パターンを見直すことです」(くぅちゃん)