アリババグループ、「独身の日」で過去最大の売上・購入者数を記録 589ブランドが売上1億元超
アリババグループは11月12日、「タオバオ」「Tmall」で実施した「独身の日セール」で売上高、購入者数で過去最大の記録を上げたと発表した。今年はセールを過去最長の約1カ月間実施した。売上高は3年連続で非公開としている。 セールでは、589のブランドがGMVで1億人民元を超え、昨年と比較して46.5%の大幅増加となった。Apple、Nike、Haier、Xiaomiなどのトップブランドが先頭に立って販促を実施した。さらに、45のブランドが10億人民元のGMVを超えた。 4200万人以上のユーザーを擁する中国最大の有料eコマースメンバーシッププログラム「88VIP」会員の注文量は前年比で50%以上増加した。高い購買力で知られる「88VIP」会員は、月に25日以上プラットフォームにアクセスし、平均的な顧客の9倍の買い物をしている。 セールでAIは大きな役割を果たした。1億を超えるマーケティング画像、動画、テキストをAIで生成し、400万の出店者の販促効率を高めた。 AIを活用したマーケティングツール「Quanzhantui」は、160万点以上の商品の成長を牽引し、テクノロジー主導のeコマースの未来を示した。 カテゴリー全体では、美容や家電などの大手企業が盛り上がり、デザイナーズ玩具やアウトドア用品などの新興セクターも爆発的な成長を遂げた。ミレニアル世代とZ世代の買い物客がこの成長を後押しし、ニッチなカテゴリーが新たな成長エンジンになった。
日本ネット経済新聞