アメリカで【子宮頸がん検診】女医が驚いたこと「早朝受診」「翌日メールで結果」山本佳奈医師
■朝7時から受診可能 驚いたのは、早朝から検診を受けられたことでした。「朝がいいわ」と伝えると、「朝だったら、午前7時、7時15分、7時半、8時、8時10分はどうかしら」と想像以上に朝早くから受診可能だというではありませんか。 「そんなに早くから仕事をしているの!?」とびっくりしながらも、「朝早い時間の方が、待ち時間が少ないに違いない」と思い、午前8時を選択することにしました。 電話の予約だけでは予約が取得できていたのか不安でしたが、数時間後に予約が完了したというメールが送られてきたことに加え、受診に関するハガキやメールも届いたので、ひとまず安心。しかし、検診が近づくにつれ、「もし、がんだったらどうしよう……」と不安な思いが募ってきたのでした。 当日は、自宅でオンラインチェックインを済ませていたので、そのまま待合室へ直行することができました。朝の8時前にもかかわらず、8人ほどがすでに待合室で待っていました。私も空いている席に座り、待つこと15分。 担当の看護師さんに名前を呼ばれたので、診察室に入ると、本人確認から始まり、検査内容の確認や過去の検診歴や結果などを詳しく問診されました。そして、今回行うHPV(ヒトパピローマウイルス)テストとパップスメアテスト(Pap smear;子宮頸部細胞診)の説明を聞き終えたところで、下着を脱いで、病衣に着替えて待つように指示されたのでした。 待つこと10分ほどで、担当のドクターが入ってきました。テストに関する説明を再度聞き、検査の準備を始めていくことになりました。男性のドクターだったからかもしれませんが、「不快なことなどあれば、すぐに伝えてほしい」と、とても丁重に話してくださる姿勢に、検査に対する不安は少し和らいだような気がしました。 診察室には、日本の婦人科でよく見かける内診台はありません。一見、普通の医療用ベッドが1台あるだけです。仰向けに寝転んだ後に、診察台の下のほうから足を乗せるための足台が出てくる仕組みで、自然と膝が曲がりリラックスすることができます。