ハンモック、帳票設計不要のAI-OCRサービス「DX OCR」を強化 マスタ連携やファイル名自動付与機能を提供
株式会社ハンモックは23日、帳票設計不要のAI-OCRサービス「DX OCR」において、新バージョンを提供開始したと発表した。 【この記事に関する別の画像を見る】 「DX OCR」は、手作業によるデータ入力業務を効率化するクラウドサービス。帳票設計や設定が不要でありながら、手書き文字を含めたさまざまな画像・文字をスムーズにデータ化できる点を特徴としている。 今回のバージョンアップでは、注文処理業務の工数削減、電子帳簿保存法の検索機能の確保およびデータの視認性向上に貢献する機能を提供する。 具体的には、まず、注文処理ニーズにおける業務効率向上のため、マスタ連携機能を提供する。同機能では、事前にマスタデータを登録しておくことで、商品名や会社名など、特定の文字列を基幹システムが求める正規コードに置換・追加し、必要なデータを成形できるようになった。これにより、手動での修正や追加作業が削減され、注文処理等の業務効率化を実現するとしている。 また、電子帳簿保存法で求められる、電子データ保存時の「検索機能の確保」を実現するために、AI-OCRで取得した項目をファイル名に自動付与する機能が提供される。同要件では、電子データのファイル名に取引年月日、取引金額、取引先名などの情報を含めることが推奨されているが、この機能により、ファイル名にこうした推奨項目を盛り込むといったリネーム作業が不要になるとした。さらに、特定のフォルダへの自動振り分け機能により、文書ごとの管理が容易になり、作業工数を削減できるとのこと。
クラウド Watch,石井 一志