年収300万円ですが、彼女に「残クレでヴェルファイアとか乗ったら?」と言われました。安い軽自動車を買おうと思っていたのですが、残クレって“お得な制度”なのでしょうか?
年収が高くないなどの理由から、なるべくコストを抑えられるよう、新車を購入するときに普通乗用車ではなく軽自動車の購入を検討する人もいるかもしれません。 ただそんなとき、「残クレを利用することでヴェルファイアなどの高級車に乗れる」とアドバイスを受けたら、月々の支払額を抑えつつ高級車に乗れるのかと気になるのではないでしょうか。 本記事では、ヴェルファイアと軽自動車を例に、残クレの仕組みやメリット・デメリットを解説します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
残クレの仕組みとその魅力
残クレとは、「残価設定ローン(残価設定型クレジット)」の略で、車両購入時にあらかじめ設定された残価(契約終了時の車の予想下取り価格)を差し引いた額をローンとして支払う仕組みです。この仕組みにより、通常のローンに比べて月々の支払いが抑えられるため、車を購入する際の負担が軽減されます。 例えば、ヴェルファイアの最も安いグレードである「Z Premier(2WD)」の本体価格は税込655万円です。5年ローンで購入した場合、月々の返済額は約11万5927円となります(金利2.39%の場合)。 これを残クレで購入し、ボーナス払いなしの5年契約を組んだ場合、月々の支払額は約7万7500円になります。残クレを利用することで、月々の支払いは約4万円抑えられるようになるのです。
残クレのメリットとデメリット
残クレの最大のメリットは、月々の支払いを抑えられることです。ヴェルファイアのような高級車に乗りたくても、毎月のローンを払えないという人もいるでしょう。 残クレを利用することで月々の支払いが通常のローンよりも安くなり、高級車にも手が届きやすくなります。また、契約終了後には「車を返却する」「残価を支払って買い取り車に乗り続ける」「新しい車に乗り換える」という3つの選択肢があるのも魅力です。生活スタイルや経済状況に応じた柔軟な選択ができるでしょう。 その一方で、残クレにはデメリットもあります。まず車の残価はあくまで予想価格であり、実際の下取り価格がこれを下回ることもあるため、その場合は差額を支払わなければなりません。また、残クレ契約中は車の走行距離や改造などに制限があり、自由にカスタマイズできない点もデメリットといえるでしょう。 最終的に車を返却する場合でも、傷や汚れがあると追加料金が発生する可能性があります。これらのリスクを十分に理解した上で、残クレを利用することが重要です。
【関連記事】
- ◆新車700万円のトヨタ「アル・ヴェル」が街中をバンバン走っている謎。みんなそんなに「高年収」なの? よく見かける理由について検証
- ◆車は「5年おき」に買い替えるのがお得? 10年乗る人とは「400万円」の差に!? メリットについても解説
- ◆車に「駐禁シール」が貼られたので、出頭して違反切符を切られた! 友人に「出頭しないと加算されないのに」と言われたけど、反則点数が加算されない場合もあるの? 2つの対応を詳しく解説
- ◆レンタカーの「禁煙車」で喫煙して「賠償金」の支払いを求められています…少しだけだったのですが、本当に支払わなきゃいけませんか?
- ◆車のバッテリー交換が「1万6000円」お得に!? JAFに頼めば「交換料0円」のお得な裏技を紹介