【速報】辺野古向け土砂、塩川でダンプの搬入再開 死傷事故から5カ月ぶり 市民ら抗議 沖縄
【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設を巡り、沖縄防衛局は2日、本部港塩川地区への埋め立て用土砂の搬入を再開した。今後、本部港から辺野古海域への搬出が再開される見込み。6月28日に名護市安和の安和桟橋前で発生した死傷事故を受けて、翌29日から防衛局が作業を自主的に中止していたが、「当局としてできる万全の対策を行うこととした」として、約5カ月ぶりに再開した。 【地図】沖縄で7カ所、辺野古土砂の調達候補地
ダンプカーは午前9時過ぎに港内へ入り、ほぼ同時刻に土砂を積む台船も着岸した。ダンプカーが同9時半ごろに台船へ近づくと、新基地建設に反対する市民数人が「辺野古の海に土砂を入れるな」「完成不可能な工事はやめろ」などと書いたのぼりやプラカードを掲げ、ダンプの前をゆっくりと歩いた。抗議する市民らに対し、現場では「立ちふさがる行為は業務妨害です。妨害行為はやめてください」との呼びかけがあった。 午前9時40分ごろ、最初のダンプカーが台船近くで土砂を下ろした。午前10時過ぎにはダンプが台船に入り、土砂を下ろした。 (武井悠、玉寄光太)
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