90歳・現役の料理家が「習慣にしていること」。買い物中にオリジナル脳トレ、お風呂で体操
義娘の料理研究家・小林まさみさんのアシスタントを買って出たことがきっかけで、70歳で思いがけず料理研究家の道に足を踏み入れ、その後もレシピ本出版やYouTubeチャンネルをスタート。90歳を迎えてもさまざまなことにチャレンジしている小林まさるさん。朝の掃除がルーティンという、1日の過ごし方を教えていただきました。 【写真】コーヒーにもこだわりが
朝は掃除とコーヒーでスタート
今も現役の料理研究家として活躍する小林まさるさん(90歳)。 朝7時に起きてリビングの掃除機がけをし、撮影がある日はキッチンのふき掃除もします。8時に朝食。片づけをして、9時頃には仕事がスタートします。 昼休憩などには、スタッフみんなのコーヒーも入れます。 「コーヒーを初めて飲んだのは、20代の頃。北海道の美唄で炭鉱に勤めていたときに知り合った、菓子店を営むおじさんが教えてくれたんだ。コーヒー豆をすり鉢で潰して、布袋に淹れて煮出してね。おいしい飲みものだなぁと思ったよ。だから今でも俺はコーヒーにはちょっとこだわりがあって、その日の気分で選んだコーヒー豆を、手動のミルで挽いて淹れてるんだ。1回80gの豆を使って、たっぷり淹れるよ」 コーヒー豆は、いただきものやカルディなど回転のよい店で買うのがお決まり。「たくさん売れている店なら豆がいつでも新しいからね。焙煎してから時間の経った豆は、油が浮いてきておいしくないよ」
買い出しに行くついでに、歩きながら脳トレ
10時ぐらいになると、歩いて買い物へ。1日7000歩以上歩くのが日課です。 「外に出たときは自分なりの“脳トレ”をやるんだ。車のナンバーを見て4桁を足して計算する。たとえば1987だったら、1と9を足して10、8と7を足して15、合計25。10や15の組み合わせをパッとつくって計算したり、8887だったら、4×8=32、そこから1を引いて31とか、簡単な九九で計算できる方法を探すんだ。『親父は暗算が早いね』って、息子も驚いてるよ。あとは、表札を見て、『佐藤』だったら、昔の同級生で佐藤っていうやつがいたな…と連想して思い出すようにしたりね。」