パリ五輪初戦で初南米勢にも臆せず…平河悠の自信「積み重ねを出すかどうかで勝敗は決まる」
自身にとって対戦経験のない南米勢だが、臆することはないようだ。U-23日本代表FW平河悠(ブリストル・C)は24日のパリオリンピック・グループリーグ初戦でパラグアイと対戦。「対戦相手にはあまりイメージとか膨らませない。ビビるとかもあまりなく、あんまり意識はしていない」と落ち着いて準備を進めている。 【写真】伊東純也がイメチェン「やっぱこうでなくちゃ」「カッコいい」 初戦の相手は南米勢・パラグアイだ。すでにチーム内で分析は進んでおり、「南米1位だし、タフな印象はある」とイメージを口にする。ただ、パラグアイのために新しいことに取り組むつもりはないようだ。「やってきた積み重ねを出すかどうかで勝敗は決まる」。チームは昨年11月にアルゼンチンと対戦したが、平河にとって南米勢は初。それでも自信にも似た確信は、これまで強豪国と戦ってきた経験から得たようだ。 「フランス戦で相手の寄せの速さを体感した。そういう厳しさがあっても、自分たちがボールを保持して、決め切ることが勝利の鍵。そのためにもチーム全体で守備をやらないとやられるけど、自分たちがやるサッカーを貫くことがまずは大事」 もともと左サイドで強みを発揮してきたが、いまでは右サイドでのプレーがメイン。「もちろん景色は違うし、持つ足も変わる」。FC町田ゼルビアや代表での戦いを経て、戦い方のバリエーションが増えていった。 「右サイドだと縦に行ったとき利き足で使える。左サイドは逆にカットインして右足で持っていけたり、ドリブルで持ちやすい」。両サイドでのプレーを続けるうちに、左足の精度も向上した。「左右どちらもできる強みは出したい」。日本屈指のサイドアタッカーに成長し、今夏は海外移籍も果たした。五輪の舞台で、世界に真価を知らしめるつもりだ。