板垣瑞生とSHELLY、「環境に配慮したティッシュの使い方」で盛り上がる
日本でLGBTQ+はどのくらいいる?
日本では2014年に公開した映画『アデル、ブルーは熱い色』は、第66回カンヌ国際映画祭で史上初となる、最高賞のパルムドールを監督および主演女優2人が受賞し話題を集めた。この映画はSDGsとどう関係があるのか。SHELLYが口を開く。 SHELLY:みんな平等じゃないといけないし、同じだけチャンスが与えられなきゃいけないってところで、作品でのプレゼンテーションってよく言うんですけど、例えば日本だと主役が日本人のいわゆる健常者の男性っていう映画が圧倒的に多い。外国人の主役が少ないとか車椅子の人が主役の映画が少ないとかっていうことと一緒で。例えば異性愛者じゃない人が登場したり、重要な役割をする映画が全然少ないよねっていうところで。こういうところにちゃんとフォーカスして真っすぐに描いてくれる作品もすごく大事だし。 板垣:大事ですよね。 SHELLY:まさに板垣さんが言ってたみたいに、普通のことなんだよねっていうことを考えたら、そこがメインじゃない話が本当はいっぱいあってもいいというか。ただただ登場人物の1人にトランスジェンダーの人がいるとか。むしろトランスジェンダーの人かもわからない。 板垣:要は男性が女性を好きで、女性が男性のことを好きっていうのがベースみたいになってるから、ある種LGBTQ+って言葉が生まれちゃった話であって、それが普通だったら逆もあった話ですからね。 SHELLY:そうそう。 SHELLYは「日本でLGBTQ+と言われる人が10パーセント弱いると言われている」と紹介する。 SHELLY:それってピンとこないから例えとしてよく日本のいちばん多い名字「佐藤、鈴木、田中、高橋」を持つ人の人数とざっくり同じくらいLGBTQ+の人がいるって言われているんですよ。 板垣:えっ、そうなんですか。 SHELLY:そう思うと「佐藤、鈴木、田中、高橋」の知り合いがいない人っていますかって。いないでしょ? だから絶対に今までの人生で関わってはいるんですよ。ただその人がそのことを言えない環境がそこにあったのか、言いたくなかったのか。それは全然いいんですけど、それを堂々と話せるような環境が今はないのかなって。 板垣:それは感じますね。アートとかこうやって発信する場所って大切なのかなって思いますね。