バイデン氏ら提訴にアメリカ側反発、トランプ次期大統領も… 日本製鉄会長「勝訴のチャンスはある」
バイデン大統領と同じく買収阻止に動いたとして、日本製鉄が提訴した全米鉄鋼労働組合のマッコール会長は「根拠のない申し立てに対して断固反論していく」としています。 そして1月20日に正式に大統領に就任するトランプ氏は、「(USスチールは)関税によって高収益になり価値がある企業になるのに、なぜ今、売却したいのか」と、買収ではなく、関税の引き上げによってUSスチールの経営を改善すると自信をみせました。
こうしたトランプ氏の姿勢について日本製鉄は… 日本製鉄 橋本英二会長 「関税政策だけで産業が強くなるとは決して思いません。この(買収)プロジェクトがUSスチールをいかに強くし、将来的に繁栄させるし、米国鉄鋼業の強化にもつながり、米国産業全体の強化にもつながる。それをきちっと説明していく」 同盟国の一企業がアメリカ大統領を訴えた今回の裁判。停滞した買収計画を再び進めることができるのでしょうか。