47歳のママ友に「更年期の準備」を質問されたので、いまから5年に「起きそうなこと」を53歳の私が考えてみた
こんにちは、オトナサローネ井一です。53歳、そろそろ閉経かな?どうかな?のタイミングで、現在メノポーズカウンセラー2年目です。 先日、ママ友飲み会中に「更年期障害の啓蒙プロジェクト」(アフタヌーンエイジプロジェクトby主婦の友社)について話したところ、「聞きたかったことがあるの!!」と声が挙がりました。 そのうちの一人、香織さんはいま47歳。国内メーカーで役員秘書としてキャリアを継続しています。超マルチタスクを要求される各種管理のほか、社の顔として表に出るシーンも多々あるため、気を抜ける瞬間がほとんどないハイストレスなお仕事です。 「気になるのは、最近気持ちのアップダウンがあること。朝起きるのがしんどいし、気持ちが落ち込むこともあり、これまでなかったイライラにもふと気がついて。これって更年期なのかな? サプリメントを飲み始めたりしたほうがいいのかな? なんて、なんだか不安になって」。 この内容、45~48歳の、いわば「前期更年期」のほとんどの皆様に当てはまる迷いだと思います。この疑問を私の立場から考えてみました。
働く女性は47歳ごろから「仕事と家事のペースダウン」を意識するのがちょうどいいのかも
香織さんにはひとつだけ特徴的な条件があります。10年前に子宮全摘出を行なっており、現在は月経がないので「月経が変化してきたな、そろそろ更年期だな」というサインが自分ではわからない点。ですので、このお話は「47歳、月経量がちょっと減ったり、サイクルが変わったり、変化があるな」という前提とします。 結論から言うと、年齢的に47歳の香織さんはかなりの確率で更年期の入口に差しかかっているでしょう。ですから、そろそろ更年期に差しかかる自分を「いたわる」ため、仕事と家庭のペースダウンに着手することをオススメしたいのです。 大抵の場合、ホットフラッシュやイライラ、めまい、手指の痛みなどの更年期症状は「月経の乱れ」と前後してスタートします。逆にいえば、月経が乱れ始めるより前に、あんまり早くから先取りして気をもむ必要もありません。 かくいう私は43歳のときにストレス性の難聴を「更年期です」と言われたことでおびえ始めてしまったのですが、おびえが強いと更年期の不調のような何かを「敏感に感じ取ってしまう」可能性もあります。何一つトクをしないので、更年期は「先取りの心構え」たぶん不要。「更年期かもしれないけど、不都合がないうちは気にしない」くらいに構えておいたほうがよかったなと思います。誰もそんなことは言ってくれなかったけども。