【阪神】1軍復帰2試合目でHRの大山選手は「レフト方向にフライが上がったのが非常によい」鳥谷氏が指摘 5番の前川選手は「バッティング技術が一番伸びてきている選手」と評価
交流戦が終了し、リーグ戦再開直後の横浜DeNAベイスターズ戦は1勝1敗(※3試合目は雨天中止)で終えた阪神タイガース。この2試合で活躍した大山悠輔選手や、投手のローテーション変更について、6月24日、鳥谷敬氏が解説しました。
「2軍に行って改善されて帰ってきたんだなと思う」
―――リーグ戦が再開された6月21日、2軍で調整を続けていた大山悠輔選手が1軍復帰して即スタメン・4番に入り、2安打。22日の試合では、50日ぶりとなるホームラン、そしてタイムリーヒットを放ちました。鳥谷さんは大山選手の活躍をどのように見ていますか? 「レフト方向にフライが上がるようになったっていうのが非常によい。それまではレフト方向がゴロになってしまったんですね、右方向にはフライになるんですけど。22日のホームランはレフト方向に大きいフライの打球がいきました。あと、ヒットも詰まったりとか完璧にとらえてないものがヒットゾーンに飛んでいくっていうのは、選手としてはバットの出方が非常に良くなっている証拠なので、そこらへんはかなり2軍に行って改善されて帰ってきたんだなと思います」 ―――25日からの試合も期待できますか? 「いい状態だと思います」 ―――21日のスタメンを見ると、4番の大山選手の後、5番に入ったのが前川右京選手。前川選手は交流戦の打率がチームトップの2割8分3厘と活躍しました。 「ホームランをプロ初を含め2本打ちましたし、あとは打席での粘りだとか、左ピッチャーでもある程度結果を出せるようになっているので、一番バッティングの技術が試合に出る中で伸びてきている選手じゃないかなと思いますね」
岡田監督によるグラウンドでの直接指導は異例!?
―――3番に入った森下翔太選手をめぐっては、19日に岡田監督がグラウンドで約40分にわたり直接指導する場面が見られました。これは異例なことだと? 「ほぼ見たことないと思いますね。ベンチ裏のスイングするところとか室内練習場とか、マスコミが見えないところで指導されることっていうのは結構あるんですけど、マスコミもいる中で直接指導っていうのはほぼ見たことないですね」 ―――なぜ今回の指導が行われたのでしょうか? 「たぶん、本当に期待しているっていうのと、変わるのにいいチャンスだっていうのがあったと思います。本人にも意識させて、周りにも変わっていっているんだっていうのを感じさせるためにわざと見えるところ(グラウンド)でやったんじゃないかなと思います」 ―――そして、21日の試合で鳥谷さんと同じ守備位置・ショートにスタメンで入ったのが小幡竜平選手。この試合、サヨナラタイムリーを放つ活躍を見せました。小幡選手のスタメン入りは木浪聖也選手が骨折で離脱していることも関係していますが、小幡選手にとってはチャンスですよね? 「めちゃくちゃチャンスだと思いますね。木浪選手がいる中でスタメンで出たりもしていましたが、また違ったプレッシャーがあると思うんですね。木浪選手が帰ってきても(小幡選手は)そのまま出られる状態にするのか、それとも木浪選手が帰ってきたら木浪選手が出るのか、そういうところでは今、本当にチャンスなので、ここで何とか守備でね、貢献してほしいなと思います」