【ボートレース】峰竜太が7年3か月ぶりに1R登場、周回誤認で3人が4か月の出場停止処分 / ボート界10月の重大ニュース
選手の負傷情報
山田亮太=9月28日福岡一般戦5日目5Rの1周1マークで他艇と接触し負傷。右鎖骨骨折、脳しんとうで全治見込みは未定。 田頭実=10月9日津一般戦初日10Rの1周1マークでキャビった選手の影響で失速した際に他艇と接触し負傷。肋骨(ろっこつ)骨折、左肘切創などで全治見込みは約1か月。
周回誤認で3人が出場停止処分
10月10日に開催された褒賞懲戒審議会で次の7選手に出場停止処分が下された。 ・加藤高史(4か月) ・塚田修二(4か月) ・井田涼介(4か月) ・薮内瑞希(1か月) ・野田なづき(1か月) ・藤原仙二(1か月) ・入海馨(1か月) 加藤は8月17日平和島2日目10Rにおける「周回誤認」。塚田と井田は6月21日蒲郡初日1Rにおける「周回誤認」。ゴールしたと勘違いした塚田が上体を起こしてスピードダウンしたのを見た井田は、それに釣られて同じくスローダウンしてしまったという。 薮内は7月8日浜名湖初日6Rにおいて重量調整が0.5キロ不足していたことをレース後に発見されたことによる「最低体重に関する重量調整要領違反」。野田は8月13日から出場予定だった徳山での「前検遅参」。藤原は9月6日から出場予定だった福岡での「前検不参」。ナイター開催と勘違いしていたという。 入海は7月15日から出場予定だった下関を欠場するための「手続き不履行」。施行者には電報を打ったが、競走会斡旋課への出場取り消し手続きを失念していた。なお、入海は芦屋周年制覇で得たクラシック出場権などへの影響はなく、権利があればSGには出場できる。
10月の引退選手
10月は次の3選手が引退した。 ・増田弘喜(埼玉64歳51期) ・松浦博人(三重47歳79期) ・村田友也(徳島41歳96期) 増田弘喜さんは山室展弘や西田靖ら強豪集う「花の51期」の一員。一般戦強豪クラスとして活躍しA級には29期昇格。99年の前後期に2期だけA1級にも昇格し、自己最高勝率は99年後期の6.37。SG出場はなかったがGIには名人戦も含めて10節近く出場している。Fも少なく、3779走連続スタート無事故の記録も持つ。通算成績は8763走で1014勝、優出79回、優勝7回、生涯獲得賞金は約6億3914万円。現役最後のレースは10月12日の蒲郡。 松浦博人さんは吉川元浩らと同期。14期ほどA級昇格があり、唯一のA1級が自己最高勝率6.18を残した10年後期。この期にGIには2節ほど出場している。神奈川出身の東京支部だったが、昨年4月から三重支部に転籍していた。通算では39回の優出で2回の優勝。現役最後のレースは9月30日の常滑。 村田友也さんは平本真之らと同期。A2級には3回昇格しており、自己最高勝率は10年後期の5.56。GIには四国地区選を中心に5節ほど出場がある。通算では15回の優出で2回の優勝。現役最後のレースは9月29日の地元鳴門。