キャンプツーリングを始めるならまず揃えてほしい10の道具【コバユリのキャンプツーリング入門】
────────── 5. ヘッドランプ ────────── キャンプを始めた頃、人間は灯りがないと歩くことすらできないのだと気づかされました。今ではスマホに懐中電灯機能がありますが、いつでも充電できるわけじゃないキャンプ場ではずっと使ってはいられませんよね。ヘッドランプはかなり重要なキャンプ道具です。 また私の経験談になりますが、デビュー時、とりあえず使えればいいかと思い、ホームセンターで安価なものを買いました。しかし重くて不便を感じてすぐに買い替え、次に買ったものもすぐに雨に濡らしてダメにして、3つ目で名の知れたブランドのものを購入。結局はそこに行き着くので、最初からいいものを買えばよかったと今では思います。 乾電池式と充電式、両方の機能を備えるハイブリッド式があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。明るさ、防水性、コンパクト性、点灯時間などにも注目して選びましょう。 ────────── 6. テーブル(&椅子) ────────── テントサイトを快適にするために、テーブルと椅子は重要。「お座敷スタイル」と言って、椅子を使わず前室に敷いたマットなどの上に座る方法もあるので、椅子は不要という人もいるかもしれませんが、それでもテーブルは料理や飲み物を並べたりランタンを置いたりするのに必要です。 バイクキャンプには、天板や脚を折りたたんでコンパクトに持ち運べるミニテーブルが便利。仕舞寸法を小さくするために、脚が短いローテーブルが主流です。椅子もロータイプで、組み立て式のフレームに布製の座面を覆いかぶせて使うものが主流です。 選ぶコツは、テーブルと椅子の高さを快適な組み合わせにすること。例えば座面の高い椅子に脚が短めのテーブルではかがまないとならないので使いにくいですよね。収納サイズばかり気にせず、使用時のスペックもしっかりチェックしましょう。 ────────── 7. 湯を沸かす道具(燃焼器具&小鍋) ────────── 煮炊きに必要な燃焼器具は、ガス、アルコール、ガソリンなど燃料の種類によってさまざまなタイプがありますが、バイクでの持ち運びに便利なのは缶にガスが入ったタイプ。アルコールやガソリンは移動時のバイクの振動により液漏れの心配があるからです。 私がよく使っているのは、コンビニやホームセンターでも購入しやすいカセットガスを燃料にしたバーナー。荷物を少しでも小さくしたいときには、登山向けに作られたOD缶仕様のバーナーを使っています。 ────────── 8. カップ類 ────────── マグカップなど、飲み物を飲むために使うカップ類のことです。シェラカップは食器としても使える多機能アイテムなので、私の場合は先にシェラカップを用意して、数年した頃に保温性のあるカップが欲しくなってマグカップを買い足したという順番でした。