【パリ五輪・自転車トラック】11日0時からの女子スプリント3回戦に佐藤水菜が挑む 男子ケイリンには太田海也と中野慎詞が登場
日本時間8月11日、パリ五輪・自転車トラック競技「女子スプリント」「男子ケイリン」「男子マディソン」が行われる。日本勢は「女子スプリント」に佐藤水菜(25歳、日本競輪選手会)、「男子ケイリン」に太田海也(25歳、日本競輪選手会)と中野慎詞(25歳、日本競輪選手会)、「男子マディソン」に窪木一茂(35歳、日本競輪選手会)、橋本英也(30歳、日本競輪選手会)が登場する。 「女子スプリント」は1/8決勝から決勝までが行われる。日本時間の深夜帯には準々決勝までが行われ、準決勝は18時22分、決勝は19時45分にスタートする。 スプリントは、2人ずつの選手が1周250mのトラック3周を走る着順を競う。2人の走るタイムを競うのではなく、着順で1着の選手が勝利となる。(予選のみタイムを競う) 予選は「ハロン」と呼ばれる助走つきの200mタイムトライアル。予選結果でトーナメント組み分けが決まり、トーナメントでは1対1でガチンコ対戦。勝ち上がりが進むと3回戦方式となり、先に2勝した選手が勝者となる。敗者復活戦という独特のルールもあり、1日に何回も出走する過酷な種目。スピードだけでなく体力も必要となる。 「女子スプリント」の1/8決勝には佐藤水菜が出場。「ケイリン」ではメダルに手が届かなかったが、「スプリント」では順調に勝ち上がってきた。日本のガールズケイリンの女王が世界を制しメダル獲得なるかに注目したい。1/8決勝のスタートは0時00分の予定。 「男子ケイリン」は第1ラウンドが0時19分スタートの予定で、準々決勝が18時29分、準決勝は19時29分、決勝が20時23分の予定となっている。日本からは太田海也と中野慎詞が出場。太田はスプリントで悔しい降格判定で敗れたが、脚のあるところは見せた。スプリントの鬱憤をここで晴らすか。中野は今年5月の「ジャパントラックカップI」のケイリンで金メダルを獲得。ここも当然メダル獲得が期待される。 「男子マディソン」は2人でチームを組み、10周ごと(10周に1回)に設けられたポイント周回を4位までに通過、またはラップ(メイン集団を1周追い抜き)でポイントを獲得していくポイントレース。ルールはオムニアムのポイントレースと同じ。合計得点ポイントで勝敗が決まる。 チームの選手同士が交代しながらレースを進めていく。ほとんどの選手が「ハンドスリング」といい、手を握って交代するが、ルール上、交代は交代相手の手か体に触れればOK。ハイスピードな展開の中では繋いだ手を支点に、弾みをつけるように交代しながら、スピードを上げていく。 効果的にポイント周回に入るための交代タイミングだけでなく、交代テクニック、スピードも必要になってくる。息の合った2人の華麗なチームワークにも注目だ。 この「男子マディソン」には日本からは窪木一茂、橋本英也が臨む。このペアで2024ネーションズカップ第2戦香港大会で落車乗り越えて銅メダルを獲得している。スタートは0時59分の予定。 なお、各種目は民放公式テレビ配信サービス「TVer」にて無料ライブ配信される。 ■タイムスケジュール(日本時間8日) 0:00~ 女子スプリント1/8決勝 0:19~ 男子ケイリン第1ラウンド 0:50~ 女子スプリント1/8決勝敗者復活戦 0:59~ 男子マディソン決勝 2:07~ 女子スプリント準々決勝 2:21~ 男子ケイリン敗者復活戦