北海道の週間天気 前半は晴れるが気温は低め 体調管理に注意を
北海道地方のこの先一週間は、前半は高気圧に覆われて広く晴れる見込みですが、気温は全般に低めとなるでしょう。後半になると寒さは解消しそうですが、秋雨前線や低気圧の進路等によっては太平洋側を中心に大雨となる恐れがあります。最新の天気予報をチェックするようにしましょう。
明日(22日)は、太平洋側で雨 道南では強く降ることも
明日22日(日)は、本州付近に停滞する秋雨前線上を低気圧が発達しながら東に進む見込みです。道北やオホーツク海側、道央では割合晴れますが、低気圧や前線に近い太平洋側では雲が広がり、雨の降る所があるでしょう。函館周辺など道南では断続的に雨で、午前を中心に雨の降り方が強まることもありそうです。3連休の中日で行楽などで外出される方も多いと思いますが、雨具の手放せない一日となるでしょう。
前半(23日(月)~25日(水)) 広く晴れるが、気温は全般に低め 体調や農作物等の管理に注意を
23日(月)~25日(水)にかけて北海道付近は概ね高気圧に覆われ、道内は広く晴れる見込みです。高気圧圏内特有の下降気流が卓越する予想で、顕著な上昇気流を伴う積乱雲の発達などの恐れは低くなるでしょう。内陸を中心に穏やかに経過する所が多くなりそうですが、風の弱い晴れる夜間は放射冷却現象が強まり、朝晩の冷え込みが強まる可能性があります。また、この期間は上空に冷たい空気が入りやすく、日中も高気圧から噴き出す北または東寄りの冷たい風が吹く所が多くなるでしょう。 特に23日と24日は、最低気温は道北の内陸や道東方面を中心に一桁となるでしょう。日中の最高気温は各地で平年より3度前後低く、20度に届かない所もある見込みです。冷える朝晩は霜の降りる恐れがあり、日中も肌寒くなりそうですので、体調や農作物の管理などに注意して下さい。
後半(26日(木)~28日(土)) 寒さは解消するが、大雨となる可能性も
26日(木)には上空の冷たい空気は東に抜け、気温は平年並みかやや高めとなって寒さは解消する見込みです。なお、27日(金)や28日(土)にかけては本州方面に停滞する秋雨前線や低気圧、湿った気流の影響により雨が降りやすくなるでしょう。前線の活動や低気圧の進路によっては太平洋側を中心に大雨に見舞われる可能性がありますので、注意が必要です。 最新の天気予報を確認するようにしましょう。
日本気象協会 北海道支社 佐藤 雅義