3億5千万円でもすでに完売!? フェラーリが10年に一度の超ハイパーカーを開発中!
フェラーリが現在開発を進める、新型ハイパーカー「F250」(社内コード)の最新プロトタイプをカメラが捉えた。 【他の写真を見る】10年に1度のフェラーリ・2020年代版がこれだ
フェラーリ10年に1度の超ハイパーカー・2020年代版
フェラーリは10年に一度、超ハイパーカーを発売する。「エンツォ」は2002年、「ラ・フェラーリ」は2013年に登場しており、いよいよ2024年から2025年初頭に待望の新型ハイパーカーがデビュー予定だ。このモデルは、昨年6月の耐久レースでフェラーリが優勝したことを記念して、公道走行可能なル・マンカーに近いものになると思われる。 同ブランドは、すでに富裕層の顧客にインビテーションを発送しており、その一人がSNSに公開したスケッチには、2022年の「仮想ビジョンGTコンセプト」を反映するハイパーカーのスケッチが描かれていたようだ。 シンプルなシルエットのイラストは、わずか6本のペンストロークで構成されており、力強い線がノーズからテールまで走っていたという。また、絞られたウエストにより、側面がスリムで力強く見え、目立つフロントフェンダーを装備、リアデッキとテールセクションがほぼフラットになっているようだ。 最新プロトタイプから見られる、「通常の」フェラーリとのさらなる差別化要因はエアロの量だ。これまでのプロトタイプからも、巨大なリアウィング、ミッドマウントエンジンに空気を送るための側面の通気口、F5を彷彿とさせるボンネットスクープを確認することができた。またカメラマンによると、ハイパーカーは実物を見ると非常に低くフラットな形状で、上向きに開くドアが特徴という。 注目の心臓部は、ハイブリッド車になることが確実視されており、おそらくV8またはV12セットアップではなく、小型のV6と電気モーターの組み合わせが採用されると噂されている。ただし、パワートレインの焦点は、低CO2や燃費ではなく、パフォーマンスに重点が置かれると予想され、極限の軽量化技術を採用、F1マシンに見られる最も薄い素材が広く使用されるだろう。 気になる最高出力だが、同じくV6ハイブリッドの「296 GTB」が932ps、V8「SF 90」が1,000psであることを考慮すると、それを凌駕することは間違いなく、一部情報では1,300psとも伝えられている。 「F250」は社内コードのため、市販型では新たな車名が付けられる可能性が高く、限定600台を生産するほか、数十台のサーキット専用モデルも期待されており、今回捉えたプロトタイプこそが、その「XX」バージョンという情報もある。 限定シリーズの場合、価格は200万ユーロ(3億4千5百万)の壁を突破すると予想されるが、すでに大半が売約済みだという。
APOLLO