築35年で夫婦ふたり暮らし、家のものを半分に減らした。とくに「手放してよかったもの」3つ
●2:読まずに仕舞い込まれた本
本を収集するクセがあり、以前は本棚から本があふれてお手上げ状態でした。そこで、「過去を振り返らず、これからのことを考えて自分に必要となる本だけ残す」と基準を決め、大きな本棚1つと手持ちの本を半分ほどを手放しました。 手放した本は以前の仕事で使っていた美術関連の本、料理本、集めていたインテリアの雑誌、文庫本エッセイなどです。途中までしか読んでいない本も半分くらいあったと思います。なかには買って満足した未読の物もありました。 基準を決めたことで、今まで強い執着を持っていた本のほとんどを手放すことができました。 本は金沢の信用のおける古本屋さんに毎回引き取りに来ていただいてます。
●3:使用頻度の少ない家具、家電、小物、食器
実用性の無い家具、登場回数の少ない家電、来客用の食器、季節の飾り物など、使用頻度を基準として考え、活躍できていないものから手放しました。 これらのものは、いつ来るか分からないときのためや、自分ではなくだれかのために所有していたものでした。 これらを手放すことで所有しているものがすぐに把握できるようになりなりました。余計なものが無く視界がすっきりと気持ちよくなり、家で過ごす時間が好きになるなどの変化もありました。
もの減らしたら家事はラクになり頭もすっきり
ものを減らしたことで、家事の手間が格段に減りました。オープン収納や小物を手放すと、毎朝苦戦していた埃取りやふき掃除の手間が減り、時間の余裕が生まれました。今はその時間を自分の成長のために使っています。 以前は家の中にいるときに視界に多くのものがあると情報過多に感じ、頭の中が整理されていない感覚がありました。今は、ものが少なくなったことで、頭の中がすっきりして集中力が増したように感じています。目の前のことにしっかりと腰を据えて向き合うことができています。
ものが少ないと美しく暮らせる
ものを厳選して残すことによって、すっきりとした空間に1つ1つのものの美しさが埋もれず、際立つということに気づかされました。 全てに目が行き届く状態なので、常に清潔に美しい状態での管理ができ、理想としていた暮らしと部屋づくりが叶ったことに幸せを感じています。
深尾双葉