世界限定100本【日本伝統色・藍色が美しい】スイス時計、ジラール・ぺルゴが1970年代の名作をアップデート
スイスのラ・ショー・ド・フォンを拠点とする腕時計ブランド“ジラール・ペルゴ”は、スイスと日本の国交樹立160周年を記念して、新作モデル2種類を発表。ともに世界限定100本のみで、9月14日より日本国内の正規販売店で発売を開始している。 【画像】日本伝統色“藍色”の文字盤でも、まったく違うデザインの2モデル
ジラール・ペルゴのアイコンであるロレアートコレクションをベースにした“ロレアート 藍色 ジャパン リミテッド エディション”と“ロレアート クロノグラフ 藍色 ジャパン リミテッド エディション”が揃う。藍色は日本の伝統色のひとつで、16世紀頃に広まり、武士の鎧などにも使用され“勝色”とされてきた。英国の化学者であるロバート・ウィリアム・アトキンソン氏は、藍色に魅了され、“ジャパンブルー”と名付けたといわれる。新作では日本文化への敬意を表すため、藍色を採用した。 グラン・フー エナメル仕上げの文字盤を備えた“ロレアート 藍色 ジャパン リミテッド エディション”は、ステンレススティール製のケースで、1975年に発売されたオリジナルのロレアートにモダンな魅力を加えたモデルである。文字盤はシンプルな3針と3時位置にデイト表示を配置。トノー型のケースの上に、ラウンド型の台座、八角形のベゼルを重ね、さらにポリッシュ仕上げとサテン仕上げを使い分けることで、様々な形状と加工の組み合わせによる輝きとカラーが織りなす魅力を放つ。 自社製の自動巻きムーヴメント、キャリバー GP1800を搭載し、サファイアクリスタル製のケースバックからその美しい仕上げを見ることができる。 グラン・フー エナメルの文字盤は、サンレイ モチーフ ギョーシェ仕上げのシルバーのディスクをベースに、シリカ、鉛丹、カリ、炭酸ソーダを混合して作られたインディゴブルーの粉末を真鍮製のディスクに吹き付け、約800°Cで焼成する。この工程を5-10回繰り返し、美しい光沢を得る。
また、”ロレアート クロノグラフ 藍色 ジャパン リミテッド エディション”のケースは、軽量で強固、非磁性、低アレルギー性の素材であるグレード5チタン製で、部分的にポリッシュ仕上げを施し、サテン仕上げとエレガントなコントラストを成している。文字盤はクル・ド・パリ装飾が施されたインディゴブルーで、カウンターとフランジはブラックである。 自社製自動巻きムーヴメント、キャリバー GP3300を搭載し、約46時間のパワーリザーブを備える。両モデルとも一体型ブレスレットで、“Special Edition of 100 pieces”の刻印入り。販売価格は“ロレアート 藍色 ジャパン リミテッド エディション”が258万5000円、”ロレアート クロノグラフ 藍色 ジャパン リミテッド エディション”が280万50000円となっている。
文◎Watch LIFE NEWS編集部