【特別トーク】愛媛県・中村知事が語る「ゆく年くる年」きりたんぽ&じゃこ天を囲んで
「オランウータンの奥さんを探してる」
-“とべもり”エリアに新たな動き 「これまでは、とべ動物園や県の運動公園、こどもの城が同じエリアにあるけどもバラバラだった。そこで『とべもりエリア』として一つにした。西日本最大級のジップラインは県庁職員のアイデアです。そして、ここでしか食べられないスイーツとかあったらいいねって話になって、鎧塚俊彦さん監修の新たなスイーツも生まれた」 -公約で「とべもり」をアートの森にしたいと 「広大な空間をどう活用するか。生まれたのが子ども芸術祭。本当に面白い作品がいっぱいで。ここから先、プロフェッショナルなアイデアが欲しいので、東京藝術大学と協定を結びました。とべもりエリアのアートを使った空間への道筋を、藝大の学生が考えてくれることになっているのでどんどん広げたい」 -とべもりエリアは自然が豊富 「エリアにふさわしい取り組みとして、ゼロカーボンエリアを構想している。5、6年はかかると思うんですけど、全てのエネルギーを自然エネルギーで賄う環境問題を考える象徴的なゾーンにしたい。そしてこのタイミングで、全国植樹祭の誘致に成功した。令和8年に天皇・皇后両陛下をお招きして『とべもり』で植樹をしていただく。最高のシチュエーションです」 -とべ動物園の展望は 「僕が勝手に動き回っているのが実は人気者のオランウータンのこと。この子はインドネシアから北海道の動物園がレンタルで借りて、ちょっと手に負えなくなったのでとべ動物園が預かることになった。とても可愛いんですよ。結婚適齢期で『種の保存』のためにも奥さんを探そうとしています」 -知事が奥さん探しを 「今年の1月にインドネシアをビジネス交流で訪問した。たまたま動物を管理する副大臣と会う機会があったので『オランウータンの奥さんが欲しい』って言ったら『法律的な問題もあって…』と言ってきた。『なに!?』と。『そもそもあなたの国から“子孫を作ってほしい”と言われて日本がレンタルした経緯がある。あなたたちに責任があるんですよ!』って言ったんです。予定を1時間を超えて議論しました。すると副大臣も本気になってくれて。今必死になってお嫁さん探しと法律問題のクリアをやってもらっています」