1日中暑いので、来年は「7月から9月」にかけてクーラーを「点けっぱなし」にしようと思います。一体どれだけの「電気代」が発生するでしょうか?
年々暑さが厳しくなる現代において、もはやクーラーは必要不可欠といえる存在です。日が落ちてからも暑い時間が続き、1日中クーラーをつけっぱなしにする方も多いでしょう。とはいえ、気になるのは電気代です。 そこで本記事では、7月から9月までクーラーをつけっぱなしにした場合の電気代と、電気代の節約方法について解説します。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
7月から9月までクーラーをつけっぱなしにした場合の電気代
エアコンなどの家電製品は、消費電力に電気料金単価をかけることで1時間あたりの電気代を算出できます。電気料金単価は電力会社や電気料金のプラン内容によって異なりますが、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会では、電気料金の目安となる単価を31円/kWh(税込み)と定めています。 消費電力はエアコンの本体やカタログ、取扱説明書などに仕様として記載されています。消費電力においても、エアコンの種類や室内環境、設定温度など、個別の使用状況で変化しますので、目安としてお考えください。 クーラーの消費電力が500Wと仮定すると、1時間あたりの電気代は15.5円になります。1日24時間では372円、1ヶ月を30日とするなら月に1万1160円の電気代がかかるでしょう。7月から9月までは92日間あるため、この3ヶ月間クーラーをつけっぱなしにすると、3万4224円の電気代がかかります。 もっとも、クーラーに限らず、エアコンは常に同じ消費電力で稼働し続けているわけではありません。カタログなどに消費電力の最大と最小が記載されている場合、稼働し始めてから室温を設定温度に到達させるまでに最も電力を消費し、室温が安定した後は消費量が小さくなることを意味しています。 要するに、運転状況によって消費電力が変化するため、実際にかかる電気代が算出結果より低くなる可能性もあるということです。 クーラーをつけっぱなしにする場合はエアコンの立ち上げ回数が少なくなるため、急速に室内を冷却して大きく電力を消費する機会も少なくなります。比較的安定した運転状況が続くため、状況次第では頻繁にクーラーをつけたり消したりするよりも、電気代を抑えられることもあります。