JRバス中国・広島交通・広島バスがICOCAを3月導入。定期券が利用可能に、最大10%の定率割引も継続
JRバス中国・広島交通・広島バスは、2025年3月30日にICカード乗車券としてICOCAシステムを導入する。これにあわせ、各社の窓口や車内でもICOCAの取り扱いを開始し、システム導入前の事前販売も予定している。 【画像】各社で発売するICOCAの種類 これまでもPASPYとの相互利用という形でICOCAが利用できたが、システム導入によりICOCAでのバス定期券の取り扱いを開始する(JRバス中国は広島県内路線のみ)。定期券情報は券面には印字されず、JRやアストラムラインの定期券と同じカードに搭載することが可能。発行済みのカードにWebサイトから定期券情報を購入・搭載できる「Web定期券システム」や、障害者割引などを適用したカードも取り扱う。 なおICOCAシステム導入により、広島交通では片道定期券・通勤通学定期券を廃止し、一部路線を除く紙の定期券の発行を終了する。また広島バスでは、定期券を区間式から金額式に変更し、発行時に決めた金額内であれば区間を問わず利用できるようにする。 各社のバス路線間の乗り継ぎに適用する乗継割引や、カードでの乗車時に最大10%を割り引く定率割引は、ICOCAでも継続して設定。さらにJRバス中国では、1か月に運賃として利用したSF残高のうち3000円を超える分について、5%をWESTERポイント(チャージ専用)として還元する。 SuicaやPASMOなど全国相互利用に対応したICカードも引き続き利用できるが、上記の割引・ポイントサービスはICOCAのみの適用となる。
トラベル Watch,編集部:町田莞太