【新NISAの積立投資】50歳から65歳までの15年間で老後資金をいくら準備できる?毎月「3万円・5万円・7万円・10万円」でシミュレーション
2024年1月1日に新NISAがスタートし、投資への関心がますます高まりを見せています。 ◆【シミュレーション結果】積立金額「3万・5万・7万・10万」×15年×3%の積立投資 実際、今までほとんど投資をしたことがないものの、NISAをきっかけとして始めたという方も多いのではないでしょうか。 そこで本記事では、「新NISAの積立投資」にフォーカス。老後資金として50歳から65歳までの15年間、積立投資でいくら準備できるのか、毎月「3万円・5万円・7万円・10万円」という額を想定してシミュレーションを行います。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
積立投資とは
そもそも積立投資とは、一定の期間ごとに一定の金額ずつ同じ銘柄を購入していく投資手法で、株式や投資信託、金(ゴールド)などさまざまな資産で取り入れることができます。 また、新NISAにおいても「つみたて投資枠」と呼ばれる枠が設けられているため、これを利用することによって、年間投資枠120万円分、非課税で積立投資を行うことが可能です。 前述した通り、積立投資は一括で投資するのではなく、事前に決まった金額を継続して投資する手法です。 少ない金額からコツコツ始めることができるほか、金融商品が安いときに買わなかったり、高いときにだけ買ってしまったりなどの事態を避けられるというメリットがあります。
老後資金の積立シミュレーション《積立金額3万・5万・7万・10万》15年×3%
では、実際に老後資金の積立シミュレーションを行ってみましょう。 ここでは、50歳から65歳までの15年間で老後資金をいくら準備できるのか、毎月「3万円・5万円・7万円・10万円」を積み立てた場合でそれぞれ見ていきます。なお、利回りは3%と仮定します。 ●毎月3万円 まず、利回りを3%と想定して、15年間、毎月3万円を積み立てた場合、15年目には元本が540万円、運用収益が141万円の合計681万円が、運用資産額として見込まれます。 毎月3万円は比較的負担も少なく、始めやすい金額ですが、それでもこれだけの利益が期待できるということになります。 ●毎月5万円 次に、毎月5万円を積み立てた場合を見てみましょう。 同じく利回りを3%と想定すると、15年目には元本が900万円、運用収益が235万円の合計1135万円が、運用資産額として見込まれます。 先ほどは月3万円のケースを見ましたが、それに2万円プラスするだけで、将来的な運用資産額を大幅にアップさせることが可能です。 ●毎月7万円 次に、毎月7万円を積み立てた場合のシミュレーションです。 同じく利回りを3%と想定すると、15年目には元本が1260万円、運用収益が329万円の合計1589万円が、運用資産額として見込まれます。 15年間でこれだけ資産を増やすことができるとすれば、さらなる物価上昇などの事態にも十分に対処できるかもしれません。 ●毎月10万円 最後に、毎月10万円を積み立てた場合を確認します。 同じく利回りを3%と想定した場合、15年目には元本が1800万円、運用収益が470万円の合計2270万円が、運用資産額として見込まれます。 毎月10万円はハードルが高いと感じる方も多いかもしれませんが、15年間という長期にわたって投資することによって、かなりまとまった老後資金を準備できる可能性があります。 このように、ただ預貯金として貯蓄していくだけでなく、比較的利回りの良い金融商品に積立投資することによって、ここまで効率的に資産運用を行うことができるということになります。