車の一時停止率、18年の「8・3%」から「68・6%」に…「歩行者優先」根付かせた滋賀、初の全国トップ10
県は「全国ナンバーワン」を目指すために、職員が率先して交通ルールの順守を徹底しようと「横断歩道は歩行者優先!」などと書いたマグネットシート(縦18センチ、横25センチ)を約200枚製作。今年10月から土木交通部が管理する公用車に貼り、一時停止の意識付けを図っている。今後は他部局の公用車にも広げていく予定で、道路保全課の担当者は「県民に少しずつ共感の輪を広げ、一時停止率の更なる向上に努めていきたい」と話している。
県警によると、県内で今年10月末までに横断歩道で起きた交通事故は77件あり、うち信号のない横断歩道での事故は24件で昨年よりも8件減った。県警交通企画課は「歩行者優先をさらに浸透させるため、利用者ファースト運動を推進するとともに、歩行者妨害などの取り締まりを強化していく」としている。