娘が東京の大学を志望、家族で乗り切った日々 パパママ交代でホテル泊
娘が明治学院大学の経済学部国際経営学科に合格した桜井茜さん(仮名)。娘は英語に興味を持ち、国際系学部を志望するものの、第1志望には不合格となってしまいました。しかし、今は海外留学を実現するなど、充実した大学生活を送っています。これまでの道のりを振り返ってもらいました。 【写真】元人気子役・谷花音さんが振り返る大学受験 7カ月で偏差値10以上アップ、勉強法は?
娘は幼い頃から「こうと決めたら譲らない」という意志が強いタイプでした。そのため私は何か習い事を始めるときは必ず無料体験などに参加し「やるか、やらないか」の決定権を本人に任せていました。習い事を始めた後にやめたくなった場合は「やめたい理由をプレゼンし、親が納得したらやめてもOK」というルールにしていました。 小学校低学年の頃、周りの友達が英語塾に通い始めても、娘は「私は行かない」と頑なに拒否。一方、私がテレビで見ていた海外ドラマをきっかけに英語に興味を持つようになり、中学受験して進んだ中高一貫校では英語に親しむようになりました。中学時代には、学校から紹介された留学生のホームステイ先になって受け入れたり、アメリカに短期留学したりして、中高を通じて英語を使った生活や学習にチャレンジを続けていました。
英語が好きな娘が選んだ志望校とは
高校1年の夏休みに「必ず1校はオープンキャンパスに行く」という宿題があり、東京外国語大学に行きました。その時点から漠然と「国際系の学部に行きたい」と考えていたようです。大学受験を見据えて塾に通い始めたのは、高2の冬。少人数制の塾で、得意の英語以外の苦手教科(国語、数学、社会)を指導してもらうのが目的でした。当初は国公立大学の受験も考えていましたが、数学がどうしても苦手で、高3になる頃には私立文系に的を絞った受験勉強にシフトしました。関東北部に住んでいたので、進学先は東京都内の私立大学を想定しました。しかし、高3のときはコロナ禍でオープンキャンパスが軒並み中止となり、大学を見に行けなかったことで最終的な志望校決定が遅れてしまいました。 「英語を使う職業に就きたい」と思う一方で、「人に使われるのは嫌」という娘。悩んだ結果、志望校は「英語も使えて経営の知識も学べる学部・学科にする」と決めました。都内私大の経済学部経営学科、経営学部国際経営学科、国際政治経済学部、経済学部国際経営学科といった学部・学科を合わせて7校受験しました。