【陸上】10000m代表の葛西潤「走りで恩返ししたい」創価大・榎木監督への思いを語る 目標は「8位入賞」
8月1日から始まるパリ五輪の陸上競技に向けて、日本代表の選手団が出発。22日は男子10000m代表の葛西潤選手(旭化成)が「8位入賞」と目標を掲げ、意気込みました。 【画像】終盤に力強い走りを見せる葛西潤選手 日本歴代4位の好記録で日本一に輝く 創価大学時代では、箱根駅伝でも活躍。2年時の第97回大会では3区で区間3位の走りを見せ、総合2位に貢献。第99回大会では7区で区間賞を獲得しました。卒業後は実業団チームの旭化成に所属し、5月に行われた第108回日本選手権10000mでは、日本歴代4位の記録となる27分17秒46で優勝。その後は海外のレースもこなしワールドランキングで出場権内に入り、初の五輪への切符をつかみました。 「ここ一年とんとん拍子で右肩上がりで調子も上げて、結果も出すことも出来ているので、若干浮ついた気持ちもあるんですけど、しっかり地に足着けて自分のできる走りを、できる戦い方をしていきたいなと思います」 葛西選手が「パリにつれてきていただいた方」と語る大学時代の恩師・榎木和貴監督。その存在については「世界への意識付けをしてくれたのが榎木監督なので、今回パリ出場を勝ち取れて、一つ恩返しができたのかな」と感謝を口にします。さらに現地に応援に来ると聞き、「走りで恩返ししたいと思う」と目を輝かせました。 自身の強みを「粘り強いところ」と語る23歳のランナーは「簡単ではないけど、チャンスはあると思うので目標を下げないでやっていきたい」と力を込めました。