10月に続いて再びエンバペ選外…フランス代表指揮官が理由を説明「この一連の試合に関してのみ私が下した決定」
11月のネーションズリーグに向けたフランス代表のメンバーが発表。ディディエ・デシャン監督は、キリアン・エンバペがメンバー外となったことについて「一時的なもの」だと述べている。 ここまでネーションズリーグ・リーグAのグループ2に入っているフランスは、4試合を終えて3勝1敗の2位に位置。11月14日にはホームでイスラエル代表と、17日には敵地で首位・イタリア代表と対戦することになる。 今回の2試合に向けたフランス代表のメンバーが発表された中、予想外だったのは主将を務めるエンバペが選外となったことだ。2018年のワールドカップ優勝メンバーでもあるエンバペは、これまでフランス代表で86試合に出場して48ゴールを記録。近年のチームでエースとしてチームを牽引してきた存在である。 10月のネイションズリーグ2試合も選外となっていたが、その時は怪我から復帰したばかりのため予防的な措置とされており、今月の代表招集には復帰することが期待されていた。 デシャン監督は木曜日の会見で、そんなエンバペがメンバー外になったことについて言及。話し合いの末に外れたことを説明している。 「エンバペとは話し合いを行い、この一連の試合に関してのみ私が下した決定だ。エンバペは代表入りしたかったんだ。我々は全てが一致するわけではない。選手たちとの議論は大切だ。私は彼らに最高で最も魅力的な監督だと言われたいわけではない。選手の意見を傾聴している。ピッチ外の話も含め、個人的あるいは集団的な議論から多くのヒントを得てきた。それが選手全員を守っていくことにつながる」