【ぼっち・ざ・ろっく!】ライブ出演費用のためにアルバイトしていた結束バンドのメンバー。実際、高校生のバイト月収はいくらなの?
バンド活動に熱中する女子高生の姿を描いた漫画「ぼっち・ざ・ろっく! 」が人気を博しています。彼女らは、ライブ出演費用を稼ぐため、バンド活動と並行してアルバイトに勤しんでいました。現実の世界でもアルバイトに励む高校生は少なくありません。 では、一体どれくらいの高校生がどういったアルバイトに従事していて、どれくらい稼いでいるのでしょうか。本記事では、高校生のアルバイト事情を解説します。
「ぼっち・ざ・ろっく! 」ってどんな漫画なの?
「ぼっち・ざ・ろっく!」(はまじあき作/芳文社刊)は、漫画雑誌「まんがタイムきららMAX」に掲載されている漫画です。では、「ぼっち・ざ・ろっく! 」とは一体どのような漫画なのでしょうか。 ・「ぼっち・ざ・ろっく! 」の概要 「ぼっち・ざ・ろっく! 」は、女子高生の後藤ひとり(ぼっち)が高校生音楽ユニット「結束バンド」に加入して、メンバーとともに成長していく物語です。後藤ひとりが極度の人見知りの陰気なキャラクターであることから「陰キャならロックをやれ! 」というキャッチコピーが冠されています。 ・「ぼっち・ざ・ろっく! 」の基礎情報 2018年2月から「まんがタイムきららMAX」に連載中の「ぼっち・ざ・ろっく! 」は、現在(2023年10月)までに6巻の単行本が発行されています。2023年3月には単行本の累計発行部数が200万部を突破し、その記念として5巻すべてが重版されました。 アニメ版も制作され、2021年10月~12月にTV放送されたことで、新たなファンの開拓にも成功しています。また、作中で発表したアルバム「結束バンド」は実際にリリースされて、2023年「オリコン上半期デジタルアルバムランキング」で第1位を記録しています。
高校生のアルバイト事情はどうなっているの?
「ぼっち・ざ・ろっく! 」では「結束バンド」のメンバーが、ライブハウスのチケットノルマを補うためにアルバイトに励む姿が描かれています。では、現実世界の高校生たちのアルバイト事情はどうなっているのでしょうか。 ・アルバイトを経験している割合 厚生労働省は2016年に「高校生に対するアルバイトに関する意識等調査」を実施しています。それによると、「アルバイトをしたことがある」と答えたのは、4016人中1854人で全体の46.2%でした。男女比は、男性が1004人(54.2%)、女性が850人(45.8%)です。 ・主なアルバイト先 高校生のアルバイト先で最も多かったのはスーパーマーケットの419人で、次にコンビニエンスストアが275人となっています。また、ファーストフードが104人、ファミリーレストランが87人であることから、販売や飲食が主なアルバイト先であることが分かります。 ・高校生の月収 厚生労働省の「高校生に対するアルバイトに関する意識等調査」では、月収についてのデータはありませんでした。 そこで、マイナビバイトTIMESが公表している、2023年7月に100人の高校生を対象にした調査結果を引用します。それによると、最も多かったのは3万円台で全体の17%でした。 次いで、2万円台が16%、5万円台が14%となっています。1万円台も13%のため、1~3万円台が全体の5割近くを占めていることになります。そのため、高校生の多くがアルバイトで稼ぐ月収は、1~3万円台が主流であると考えられます。
高校生のアルバイトも貴重な労働力!
厚生労働省の調査によると、半数近くの高校生がアルバイトを経験していました。また、ある調査によると、学業との両立のためもあって月収は1~3万円台が主流でした。昨今の日本では少子高齢化による人手不足が深刻化しています。そのため、これからは高校生のアルバイトも貴重な労働力になっていくのかもしれません。 出典 厚生労働省 高校生に対するアルバイトに関する意識等調査 マイナビバイトTIMES 現役高校生のアルバイトの平均月収はどれくらい? シフトや職種についてもアンケートをもとに解説 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部