10月は年金支給月!厚生年金「月額15万円」以上の人は多数派?少数派?一覧表でチェック
2024年10月15日には、8月分と9月分の年金が支給される予定です。厚生年金の受給額について、特に「月額15万円以上」の人が多数派なのか少数派なのか、気になる人も多いでしょう。 ◆厚生年金の平均受給額一覧表を今すぐ見る この記事では、厚生年金月額が15万円以上の受給者の割合や、厚生年金受給額の内訳について解説します。年金受給額の現状を把握し、将来受給できる年金額について考えるきっかけにしてみてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
厚生年金とは?
まず、厚生年金について基本的な情報を押さえておきましょう。 厚生年金は、主に会社員や公務員が加入している公的年金制度で、老齢基礎年金の上乗せとして加入します。 国民年金は主に加入期間によって支給額が決まるのに対し、厚生年金は加入期間に加え、給与や賞与の額によっても支給額が異なります。 厚生労働省年金局の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、令和4年度末における厚生年金の平均月額は14万3973円です。
「月額15万円以上」の受給者はどれくらい?厚生年金受給額の内訳を一覧表でチェック!
では、月額15万円以上の厚生年金を受け取っている人はどのくらい存在するのでしょうか。 厚生労働省年金局の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、2022度末における厚生年金月額別の受給者数は以下のとおりです。 ・1万円未満:6万1358人 ・1万円以上~2万円未満:1万5728人 ・2万円以上~3万円未満:5万4921人 ・3万円以上~4万円未満:9万5172人 ・4万円以上~5万円未満:10万2402人 ・5万円以上~6万円未満:15万2773人 ・6万円以上~7万円未満:41万1749人 ・7万円以上~8万円未満:68万7473人 ・8万円以上~9万円未満:92万8511人 ・9万円以上~10万円未満:112万3972人 ・10万円以上~11万円未満:112万7493人 ・11万円以上~12万円未満:103万4254人 ・12万円以上~13万円未満:94万5662人 ・13万円以上~14万円未満:92万5503人 ・14万円以上~15万円未満:95万3156人 ・15万円以上~16万円未満:99万4044人 ・16万円以上~17万円未満:104万730人 ・17万円以上~18万円未満:105万8410人 ・18万円以上~19万円未満:101万554人 ・19万円以上~20万円未満:90万9998人 ・20万円以上~21万円未満:75万9086人 ・21万円以上~22万円未満:56万9206人 ・22万円以上~23万円未満:38万3582人 ・23万円以上~24万円未満:25万3529人 ・24万円以上~25万円未満:16万6281人 ・25万円以上~26万円未満:10万2291人 ・26万円以上~27万円未満:5万9766人 ・27万円以上~28万円未満:3万3463人 ・28万円以上~29万円未満:1万5793人 ・29万円以上~30万円未満:7351人 ・30万円以上~:1万2490人 月額15万以上を受け取る人は737万6574人と、全体の約46%です。 つまり、厚生年金を月額15万円以上受け取る人は比較的少数派であり、残りの人はそれ以下の年金額で生活しているのが現状です。