自民党総裁選に意欲も…野田聖子氏に今回も立ちはだかる“推薦人20人の壁” 7人が出馬表明し「厳しい戦い」
総裁選の告示は9月12日です。果たして野田氏は勝負の舞台に立つことができるのでしょうか。
■評論家「最後のわずか数人がなかなか厳しい」
元共同通信記者で、菅政権時代に総理大臣補佐官も務めた、政治評論家の柿崎明二さんに話を聞きました。
政治評論家の柿崎明二氏: 「派閥の論理の中では出られなかった人が出られるようになった。派閥にとらわれない議員が彼女の推薦人集めの対象なので、皮肉なんですけれども、派閥のくびきがとれたことで本来は彼女みたいなタイプが出やすくなるはずなんですけど、数が多く出たことによって非常に苦しくなっているんだと思います」 総裁選には12人が出馬への意欲を示していて、9月9日に会見した高市早苗経済安全保障担当大臣をはじめ、すでに7人が出馬を表明しています。加藤勝信元官房長官も10日、正式に立候補の会見を開く予定です。
現在、野田氏を含め4人が推薦人集めに動いているとみられています。柿崎さんによると、推薦人は20人必要ですが「あと1、2人足りない」状況だということです。 自民党の国会議員は300人以上いますが、柿崎さんは「今回は候補者が多く推薦人の取り合いになっているので、最後のわずか数人がなかなか厳しい」と話しています。