“映画で見つめる、ヨーロッパ”「EUフィルムデーズ 2024」開催決定
「EUフィルムデーズ 2024」が開催される。この度、本映画祭の開催が発表され、あわせて、ポスタービジュアルが公開された。 EUフィルムデーズは欧州連合(EU)加盟国の在日大使館・文化機関がセレクトした近年の注目作品を一挙上映する映画祭。本年は、「映画で見つめる、ヨーロッパ」をキャッチフレーズに、EU 加盟国23カ国から届いた⽇本未公開11作品、そして新機軸のEUとアフリカの合作映画を含む全25作品が⼀挙上映される。 昨年、開催20周年という節目の年を迎えた「EUフィルムデーズ」。本年は、EU加盟国(27カ国)のうち23カ国が参加、例年同様に文化多様性を感じられるバラエティに富んだ作品が出揃う。 『セラフィーヌの庭』の主演などで知られる名優ヨランド・モローの最新監督作でノエミ・ルボフスキーやセルジ・ロペスが出演する『詩人の花嫁』、元モデルの新鋭監督サウレ・ブリュヴァイテが、リトアニアの工業地帯でモデル学校に通う少女たちを描き、デビュー作にしてロカルノ国際映画祭でグランプリと新人賞をW受賞した『トクシック』などを含む11作品は、貴重な日本初上映。 さらに、本年は特別プログラム枠として、現在活発に行われている、EU加盟国とアフリカ各国との共同製作作品が「ウィンドウ・トゥ・アフリカ」として2作品が紹介される。『夜の王たち(Night of the Kings)』はアカデミー賞国際長編映画賞にエントリーされたコートジボワールのフィリップ・ラコート監督作品。悪名高き監獄“ラ・マカ”を舞台に、監獄の慣習により、夜明けまで物語を語り続けなければならない語り部に任命された若者が紡ぐ、あるギャング王の物語。『バネルとアダマ(Banel & Adama)』はセネガル系フランス人監督ラマタ・トゥレイ・シーが描く、古い因習が残る砂漠の村で自分らしく生きようとする若い男女のラブストーリー。 【参加国/上映作品】 アイルランド 『あのボートに乗って』 イタリア 『人生の最初の日』 エストニア 『ファイアバード』 オーストリア 『ウィーン 10 区、ファヴォリーテン』 オランダ『We don’t talk ‐言葉では語れないもの‐』 キプロス『イマン』 *日本初公開 ギリシャ 『ジャマイカ』 *日本初公開 スウェーデン 『ザ・キング』 *日本初公開 スペイン 『スルタナの夢』 スロヴァキア 『ピアルギ』 *日本初公開 スロヴェニア 『ライダーズ』 チェコ 『ワルツィング・マチルダ』 *日本初公開 ドイツ 『ダンシング・ピナ』 ハンガリー 『私の孫』 *日本初公開 フィンランド 『初雪』 フランス 『のら犬』 監督: ブルガリア 『ジグリバンドの赤裸々な真実』 *日本初公開 ベルギー 『詩人の花嫁』 *日本初公開 ポーランド 『彼女たちの人生』 ポルトガル 『サイクリストの魂 ~ゆっくり走る人々~』 リトアニア 『トクシック』 *日本初公開 ルーマニア 『ルサールカ』 *日本初公開 ルクセンブルク 『リトル・デューク』 *日本初公開 ♢特別上映プログラム 「ウィンドウ・トゥ・アフリカ」 『夜の王たち』(日本語・英語字幕) *日本初公開 『バネルとアダマ』(日本語・英語字幕) *日本初公開 「EU フィルムデーズ 2024」は2024年12月14日(土)より12月27日(金) 東京 シアターイメージフォーラムにて開催。
otocoto編集部