今夏からミランの指揮を執るパウロ・フォンセカ監督(C)Getty images

【欧州・海外サッカー ニュース】ミランのパウロ・フォンセカ監督が日本時間18日のセリエA開幕節ミラン対トリノ戦の前日会見に出席し、意気込みなどを語った。 【動画】フォンセカ率いる新生ミラン！プレシーズン中の戦いぶりは？　ラピド・ウィーン×ミラン｜ハイライト

昨シーズン限りで5シーズンにわたってチームを率いたステファノ・ピオリ監督が退任し、ポルトガル人指揮官パウロ・フォンセカによる新体制が発足したミラン。前年の課題となった守備の補強にDFエメルソン・ロイヤルとDFストラヒニャ・パヴロヴィッチを獲得し、前線にスペイン代表FWアルバロ・モラタを迎えて、新シーズンに挑む。 本拠地サンシーロで予定されているトリノとのセリエA開幕戦が迫る中、ミラン新指揮官が記者会見の場で意気込みを示した。 「初戦はいつも難しいが、勝利を収めたい。モチベーションは非常に高く、良い状態で試合に臨めるだろう。明日は7万人の観客でほぼ満員になるだろうが、ファンも誇らしく思ってくれるような戦い方をしたい」 またフォンセカは、ミランの選手たちが想定以上のスピードで自身の戦術を飲み込んでいることを明かした。 「初日から非常に良い感触を得ていたが、現在はいっそう増した。大きな自信と野心を抱き、準備はできている。次戦では、自らのアイデンティティを見せてプレーしたい。選手たちがわれわれのアイディアを吸収してくれたことに、非常に満足している。新たな要望を受け入れようとする姿勢に驚いた。吸収は、私が予想していたよりも早く、現時点でチームは私の期待以上だ」 「全てが良いというわけではなく、変化には時間が必要だ。チームの完成には遠いが改善へ取り組んでいきたい。われわれは首位になるようなチームとは言わないが、やる気十分でこの戦いへ臨みたい」 ミランは昨シーズン、リーグ戦を2位でフィニッシュしたとはいえ、優勝したインテルとは19ポイントもの差が開いた。ポルトガル人指揮官は、今シーズンも優勝候補はインテルであると主張する一方で、スクデット争いへ意欲をみせた。 「昨シーズンにスクデットを獲得したインテルが当然、優勝候補だが、他にもナポリやアタランタ、ユヴェントスのようなチームがスクデット争いに関わってくるかもしれない。ミランもポールポジションでのスタートではないが、近い位置にいるはずだ」 「このチームは非常に強く、野心がある。私は勝利し、スクデットを懸けて戦うためにここへやって来た。それが真実だ。私は適切なタイミングでミランに出会った。ミランのようなクラブの指揮を執るとしたら、まさに今がそのタイミングだったと思う」 試合情報 ミラン vs トリノ : 第1節 試合時間：2024年8月18日（日）日本時間3:45 会場：サンシーロ