このままではマズイ…。チェルシー、冬の放出候補(3)監督交代の被害者…。昨季の姿が見られないCB
直近の2シーズンはチェルシーにとって困難を極めるものだったが、今夏にエンツォ・マレスカが新監督に就任すると、再び強豪の一角として上位争いを演じている。多くの選手が新体制の戦力となれた一方で、アピールに失敗した選手もいる。今回は、来年1月にも出番を求めてチェルシーを去る可能性がある選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
DF:アクセル・ディサシ(フランス代表) 生年月日:1998年3月11日 24/25リーグ戦成績:2試合0得点0アシスト センターバック(CB)と右サイドバック(SB)でプレーできるアクセル・ディサシも出場機会を大きく減らしている選手の一人だ。プレミアリーグで31試合に出場した昨季から一転して今季は大きく序列を下げており、10月末の時点では完全なカップ戦要員となっている。 CBと右SBをこなせるサブは、主力が負傷離脱する可能性があることを踏まえると貴重な存在だ。ただ、現在チェルシーが抱えている課題を踏まえると、放出候補に挙げられても不思議ではない。 その課題こそ失点の多さだ。エンツォ・マレスカのチームはプレミアリーグ第9節終了時点で19ゴールと得点を量産している一方で、失点が11と多く、守護神のロベルト・サンチェスのビッグセーブに救われたシーンも少なくない。 DF陣のアップデートは以前から指摘されていた問題でありながら、今夏はトシン・アダラビオヨとレナト・ベイガの2人しか補強しておらず、前線の陣容と比べるとタレント不足が露呈している。 タレント不足でありながらDFの数そのものは足りており、誰かを追加するのであれば、同時に放出も検討しなければいけない状況にある。となれば、本職のCBではなく、右SBでの起用が続いているディサシが放出候補に挙げられるのは必然だろう。マレスカ監督が求めるプレースタイルにも合致していないことから1月の移籍市場で放出となっても驚きはない。
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