「スタートライン戻れた」 柏崎原発所長、命令解除で
東京電力柏崎刈羽原発の稲垣武之所長は28日の記者会見で、テロ対策不備で原子力規制委員会から出されていた事実上の運転禁止命令の解除を受け「スタートラインに戻れた」と述べた。再稼働については、緊急時の対応能力向上などの目標がいずれも達成できていないとして、重ねて慎重姿勢を示した。 命令は27日に解除された。地元の不信感が払拭できたかどうか問われ「一定の改善が見られたとの部分は伝わった」と指摘。例年実施している住民説明会で対話を重ね、地元の不安解消につなげたいとした。