ドジャース、4年ぶりワールドシリーズ進出に王手 大谷翔平が先頭打者アーチ含む4出塁4得点 山本由伸は5回途中2失点の粘投
● メッツ 2-10 ドジャース ○ <現地時間10月17日 シティ・フィールド> 西地区王者ロサンゼルス・ドジャースがワイルドカード3番手メッツとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦に大勝。先発した山本由伸投手(26)は5回途中2失点の粘投。大谷翔平選手(30)は「1番・指名打者」でフル出場し、先頭打者アーチを放つなど4出塁の活躍を収めた。 ドジャースは初回、大谷が先頭打者アーチを放っていきなり先制。今季10勝の先発左腕キンタナに対し、カウント1-0から甘く入ったシンカーを振り抜くと、打球速度117.8マイル(約189.6キロ)、打球角度22度の弾丸ライナーが右中間スタンドへ。2戦連発となるポストシーズン第3号の本塁打を叩き込み、松井秀喜氏に次いで日本人選手単独2位に浮上した。 1点リードを持って登板した山本だったが、一死から2番ビエントスに同点ソロを被弾。それでも続く3番アロンソからイニングを跨いで4者連続奪三振を記録。2回までに5つの空振り三振を奪う上々の立ち上がりを見せた。 同点で迎えた3回表、大谷の四球出塁から二死一、二塁の好機を作ると、4番トミー・エドマン、5番キケ・ヘルナンデスの連続適時打で2点を勝ち越し。好調打者の中軸起用が功を奏し、再びリードを奪った。 再び援護を貰った山本は直後の3回裏、一死満塁のピンチで4番ニモを二ゴロ併殺打に仕留めるも、メッツ側のチャレンジで一塁アウトの判定が覆って併殺崩れの2失点目。さらに二死一、三塁とピンチが続いたが、ここは5番マルテを遊ゴロに打ち取ってリード死守。続く4回裏をこの試合初めて三者凡退に抑え、5回裏一死で降板。4回1/3、73球を投げて4安打、2四死球、8奪三振、2失点という投球でポストシーズン3度目の登板を終えた。 ドジャースは4回表、一死から9番クリス・テイラーの安打、1番大谷の四球で一死一、二塁とし、2番ムーキー・ベッツの2点適時二塁打で追加点。6回表にも一死から大谷が四球を選ぶと、ベッツが今季ポストシーズン第3号の左越え2ランを放ってリードを5点に広げた。 7回表には、ここまで3四球の6番マックス・マンシーが中前安打を放ち、単一のポストシーズンでは歴代最長の12打席連続出塁をマーク。続く8回表、ベッツがこの試合4安打目となる右前安打でチャンスを作り、エドマンの2点適時二塁打など3得点でメッツを突き放した。 5回途中からバトンを受けたブルペン陣はエバン・フィリップス、ブレーク・トライネンの両右腕がともに回跨ぎで無失点とし、最終2イニングをルーキー右腕エドガルド・エンリケスが投げ切って敵地2連勝。シリーズ成績を3勝1敗とし、4年ぶりのナショナル・リーグ制覇、ワールドシリーズ進出に王手をかけた。 この試合の大谷は3打数1安打、1本塁打、1打点、4得点、3四球、1三振という内容。今季ポストシーズン成績を打率.235、3本塁打、OPS.895としている。
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