「母国の野球を盛り上げる」WBCで朗希打ちのチェコ代表・フルプが巨人入団会見「自分は5ツールプレーヤー」
巨人と育成契約を結んだマレク・フルプ選手が入団会見に臨みました。 フルプ選手はチェコ共和国代表として、2023年ワールドベースボールクラシックに出場。1次ラウンドの日本戦では、ロッテ・佐々木朗希投手からツーベースヒットを放ち、話題を呼びました。会見に参加した巨人・吉村禎章執行役員編成本部長国際担当兼国際部長によると、実際にWBCでの活躍が阿部監督の目に留まり、調査のきっかけになったとのことです。 【画像】WBCチェコ代表のフルプ選手 チェコ共和国出身の選手で初のNPBプレーヤーとなることについて「とても光栄に思っている。野球人口の少ない国で野球自体を盛り上げていくという役割を自覚している」と固い意志を見せたフルプ選手。日本の野球について印象を聞かれると「日本の投手陣はトップレベルで、そういった経験をできたことは自分にとっていいものとなった。WBCで自分も1つレベルが上がった」と語りました。 また、一番対戦したい投手としてあげたのは、オリックスの宮城大弥投手。WBCで2度対戦して2三振を喫した相手へのリベンジを誓いました。 今季は米独立リーグ、レイクカントリー・ドックハウンズの一員として、公式戦80試合に出場し、打率.252、7本塁打、43打点の成績を残したフルプ選手。独立リーグのシーズン終了後に来日したため、日本のプロ野球は終盤に差し掛かった秋入団となりましたが、早速10月に行われる『みやざきフェニックス・リーグ』に参加予定とのこと。「チームが求める役割を全うし、なんでもやるつもり。自分は5ツールプレーヤーだと思っているが、スピードとパワーをアピールしたい」と今後の活躍を誓いました。 ◇マレク・フルプ選手 1999年1月9日生まれの25歳。右投右打、193センチ・99キロの大型外野手で背番号は「037」。好きな日本食はすしと和牛ステーキ。