一人暮らしで食費節約のため自炊をしていますが、野菜がどうしても余って捨ててしまいます……。使い切るためにカット野菜を買おうと思いますが、栄養素は問題ないのでしょうか?
カット野菜はスーパーやコンビニで販売されており、価格が安定しています。野菜を切る手間がかからず、一人暮らしでも使いやすい分量のため、活用している方も多いでしょう。 しかし、「割高では?」「通常の野菜と比べてカット野菜は栄養が乏しいのでは?」と心配な方もいるかもしれません。そこで本記事では、カット野菜の栄養素や利用する経済的なメリットを紹介します。 ▼1人暮らしで冬は毎日「鍋」ばかり!「白菜」と「豚肉」メインだけど、栄養的に大丈夫?
カット野菜でも栄養素は問題ない
カット野菜は、野菜をそのまま食べたり料理に使ったりできるように、洗浄や皮むき、カットをして袋詰めした商品です。近年は、複数種類の野菜が混ぜ合わさった商品も発売されており、数種類の野菜を満遍なく取りたい場合にも便利です。 熱を通すなどの加工はしていないので、栄養素は変化していません。ただし、カットして洗浄する過程で、水溶性ビタミンのB1・B2・Cやや失われているケースもあります。それでも、栄養素がすべて抜けてしまうことはありません。
カット野菜は価格が安定している
カット野菜は、丸ごとの野菜に比べて価格が安定しているのがメリットです。丸ごとの野菜は季節や収穫量によって価格が大きく変化します。しかし、カット野菜は1年を通して比較的価格が安定しており、商品にもよりますが100~200円で購入できます。食費を節約したい方にとっては、予算を立てやすいのもメリットでしょう。 ただし、カット野菜は種類が限られています。キャベツ・レタス・ニラなどの葉物野菜、タマネギやニンジン・ゴボウなどの一部の根菜類などです。冷凍野菜も活用すれば、ブロッコリーや里芋など利用できる野菜も増えるでしょう。 ■コンビニでも手に入りやすい カット野菜はコンビニでも手に入りやすく、総菜のサラダを買うより安価です。食べ方もさまざまで、生野菜サラダのほかにもみそ汁の具や、ゆでたりレンジで温めたりして温野菜などアレンジがしやすいでしょう。また、野菜炒めのセットも多く販売されています。 仕事や育児・介護などで忙しく料理までに手が回らない場合、24時間オープンしている店で野菜類が手に入るのは便利です。また、市販のお弁当だけで食事を済ませるより栄養のバランスも取れます。特に、冬は「鍋物」にカット野菜を使うと、食費を節約できて栄養も取れる食事になるでしょう。