【マイルCS・コメントのツボ】ナミュール高野調教師「勝ちます」 ソウルラッシュ「なんとかGⅠのタイトルを」
<栗東トレセン>史上7頭目の連覇を狙うナミュール。富士S経由で勝った昨年とは違い、休み明けで挑むローテについて、高野調教師は「去年はまだGⅠも取れていなかったので、ステップが必要でしたが、今回はGⅠを勝利できている立ち位置で、その後もGⅠで好走できていますので、コンディションさえ整えれば結果は出ると踏んでいます。フレッシュでエネルギーに満ちた状態のほうがよりパフォーマンスが高いと判断しました」と説明。この馬を応援する人、関わっている人に対し「全ての人の思いを受けて、“勝ちます”という感じでやっております」と熱い気持ちを打ち明けた。 3歳時の当レース勝利以降、勝つことができていないセリフォス。福永助手は「前走は休み明けで力みの強い走りとなってしまいました。一度使った効果で落ち着いて走れるようなら」とテーマを挙げた。 近2年は同年の富士S勝ち馬がそのまま連勝で当レースを勝っている。今年の覇者ジュンブロッサムにとってはいいデータだ。「スタートもうまく出てくれて、流れにも上手に乗って最後もいい脚で伸びてくれました」と富士Sを振り返った戸崎圭。「いい感触で勝たせてもらったので、その感触のままいけると思います」と自信をのぞかせた。 悲願のGⅠ初勝利を狙うソウルラッシュ。池江調教師は「ラスト1ハロンははじけるような瞬発力。息の入りも良かったので一度使った上積みは大きいなと感じました」と今週の最終追いを振り返り、「現役生活あと数回しか競馬は使えないと思うので、なんとかGⅠのタイトルを取らせて種牡馬にしてあげたいですね」と6歳秋の成就を願った。 <美浦トレセン>マイル初挑戦で初Vを狙うブレイディヴェーグ。宮田調教師は最終追い切りについて「杉原ジョッキーに乗ってもらって、“前回よりかなり動けるようになっています”というお話をいただきました。満足できる追い切りだったのではないかなと思います」と高評価。「この子の可能性はまだまだ限りないと思っています」とベタ褒めした。 <京都競馬場>13年ぶりの外国馬となるチャリン。マイルGⅠ3勝の実績を引っ提げて、当レース初の外国馬Vを狙う。最終追いに乗ったムーアは「最後の微調整で、馬のフィーリングをつかむものでした。コーナリングも良くて、息が入るのも早く、仕上がりはいいですね」と合格点をつけた。
東スポ競馬編集部