２年連続のシード権獲得に向け躍動を誓った東北福祉大の佐々木（カメラ・山崎　賢人）

　第４２回全日本大学女子駅伝対校選手権（報知新聞社後援、６区間３８キロ）が２７日、仙台市内で開催される。昨年８位に入賞し、東北勢初のシード権を獲得した全日本大学女子駅伝対校選手権は２年連続のシード権獲得を目標に戦う。昨年１年生で３区に出場し、区間７位の快走で順位を押し上げ入賞に大きく貢献した佐々木菜月（２年）が今大会に向け意気込みを語った。 　１８年連続２２度目の出場で更なる歴史をつくる。前回大会はプレッシャーを強く感じながらも１６位でタスキを受け取り、１１位で４区につないだ佐々木。「走りたくても走れないメンバーの顔が浮かんだ」と力を振り絞り、東北勢初の快挙を達成。今年はもちろん２年連続のシード権獲得が目標。「去年以上の結果を出したい」と語気を強めた。 　今季は６月に慢性的な疲労から走れない時期もあった。だが、この１年間では外部のコーチらから指導を受け基礎を見直すと、９月の全日本インカレ女子５０００メートルで９位を記録。自己ベストも更新するなど着実に力を伸ばしてきた。 　チームとしては１年生が強く、「下級生に負けたくない」と上級生たちが闘志を燃やし「みんな去年より自己ベストも出ている」という。昨年の記録２時間８分５７秒を「超えられるタイムが出せる手応えはある」と自信をのぞかせる。 　シード校としてのプレッシャーはない。あとは積み上げてきたものを精いっぱい発揮していく。「日頃支えてもらってる人たちや仙台市民に元気を与えられるように、昨年以上の結果を残して東北の駅伝を盛り上げたい」。チーム一丸となってタスキをつなぎ、２年連続のシード権をつかみ取る。（山崎　賢人）