韓国旅行に“異変”?北朝鮮の道路爆破で「非武装地帯ツアー」に変化か 現状をツアーガイドが明かす
昨今、韓国旅行に異変が起きている。 【映像】DMZツアーで行けるスポット(複数カット) 韓国で人気のツアーと言えば、非武装地帯を見に行く「DMZ(非武装地帯)ツアー」。ソウルからバスで片道1時間半のDMZは南北2キロずつ非武装となっており、南北の会談が行われ、兵士たちがにらみ合う板門店や北朝鮮が掘ったトンネルがある。さらには北朝鮮が見える都羅展望台などが観光地になっており「北朝鮮に最も近づくことができるスポット」だ。 その場所はいまも危険が伴い、「地雷」というマークも。非武装地帯には、北朝鮮側におよそ80万個、韓国側に127万個の地雷が埋め込まれているという、観光地としては世界まれに見る一触即発の“休戦エリア”だ。 しかし、10月15日に北朝鮮が軍事境界線付近の韓国とつながる道路を爆破。現状についてDMZツアーを主催する旅行代理店「ベルトラ」アジア担当ディレクターの前川尚人氏は「板門店、以前は観光として入れていたがいまは行けない」「(爆発)発生の翌日は『第3トンネル』には入れなかった。ルート変更してお客様には楽しんでいただいた」と説明。 「ベルトラ」では数ある韓国ツアーのなかでもDMZをめぐるプランを12件展開しているが、予約がすぐ埋まるほど人気で、前川氏は「韓国を代表する人気ツアーだと言っても過言ではない」と語った。 韓国側の反応については「私たちがお付き合いさせていただいているツアーガイドさんは、ほとんど韓国の方。『ツアー大丈夫でしたか?』『通常通りできたんですかね?』『何か問題なかったですか?』と必ず現地のツアー会社に連絡をするが、特に驚かれる様子もなく『ちょっとツアー内容を変更しました』という割と淡々とした反応だったので、良くも悪くも慣れているのかもしれない」と明かした。 (『ABEMA的ニュースショー』より)
ABEMA TIMES編集部