SUPER BEAVER渋谷龍太、被災地への思い語る「我々が一番できることって何かなと考えたときに、やっぱりライブだと思いました」
SUPER BEAVERがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK! ビーバーLOCKS!」。8月2日(金)の放送では、6月24日に開催された「SUPER BEAVER 都会のラクダSP 行脚 ~EXTRA~」の振り返りを実施。寄せられたメッセージを紹介し、生徒(リスナー)と直接電話を繋いで公演について語り合いました。
<リスナーからのメッセージ> SUPER BEAVERのみなさん、こんばんは。先日の金沢歌劇座でのライブに行くことはできなかったのですが、配信でずっと見ていました。 私自身は能登のほうに住んでおり、元日は今までに経験したことのない揺れを体験しました。幸い私の家は被害は少なくて済んだのですが、あの日の凄まじい光景を今でも覚えています。 6ヵ月経った今では、過去の出来事のように感じている人も多いかもしれないですが、復興はまだまだ進んでいません。そんななか、ビーバーが石川に元気を届けに来てくれたこと、メンバーのみんながライブで話してくれたこと、本当に嬉しかったです。心の底から震えるような、今すぐ動き出したくなるような、本当に元気をもらえるライブでした。 ぶーやん(渋谷)の言葉にあったように、どんなことが起きようと、どんなことを言われようと、今どれだけ頑張れるかが大切なんだと思います。私にとって、そのときは今です。ビーバーが音楽を届けに来てくれたように、私も今を生きる当事者として、今できることを精一杯頑張ろうと思います。そしていつか、今度はライブで、生で会いに行きます! 改めて、最高のライブをありがとう!(16歳)
――渋谷「自分たちができることってやっぱり“音楽”なんですよ」
SUPER BEAVER:ありがとう! 渋谷:改めて、石川県の金沢歌劇座というところで我々はライブをさせていただきました。これは別にツアーでもなく、単独公演というか、別に何の理由もなく行ったとしか言えないような1日ではあったんだけどね。元日に能登のほうで大きな地震がありまして、それを受けて自分たちで何かできないかなっていうのは思ったんです。 ただ、自分たちができることってやっぱり“音楽”なんですよ。もちろんボランティアでたくさん活動してくださっている方もいますけど、我々が一番できることって何かなと考えたときに、やっぱりライブだと思いました。 もちろん、復興が進んでいないことも知っています。地滑りで道路がまだ封鎖されている場所があったり、倒壊した建物がまだ撤去されていない状況にまだあるっていうのも我々はずっとこまめにチェックしています。音楽とかライブとかっていう状況ではないよっていう、その気持ちもすごくわかるんだけど、我々的には能登のほうまでは行けなかった。いろんな状況があるだろうなと思って。 ただ、やっぱり石川県に足を踏み入れて、単独公演をやって、来られない人もたくさんいるだろうから、その模様を配信して少しは元気になってもらえたら嬉しいなっていう、その心根で今回の公演を決めたわけです! お腹いっぱいにならないし、薬にもならないっていうのはわかったうえで、それでも自分たちなりの気持ちだったり、力っていうものを音楽に乗っけて伝えられたらいいなっていう思いでやった公演でした。なので、こうやってメッセージをくれるのはすごく嬉しい! 藤原:嬉しいですね。 渋谷:ちゃんと伝わっているっていうのはすごく嬉しいなって思いました。ありがたいですね! <リスナーからのメッセージ> SUPER BEAVERのみなさん、こんばんは! 先日の金沢歌劇座でのライブは、イケイケの母と友達のママ、8個上の兄の4人で参戦しました。なぜ石川県に来たのかを渋谷さんが話されたのを聞いた瞬間、私も母も周りもみんな泣いていました。 能登で被災し、今まで体験したことのない強い揺れ。大津波が来て目の前の山は音を立て崩れてきて、状況が理解できないまま、着の身着のまま逃げ出し、避難所での生活となりました。何がどうなったのか気持ちの整理もつかないまま、今もトイレに行くのが怖かったり、1人で過ごすのが怖かったりと、震災以降不安感がとても強くなった気がします。 金沢に来てくださり本当にありがとうございました! 生きる力を受け取りました!(15歳)